No.57 お酒を楽しめたら良いよなぁという話

2021年7月

今回はダーツ=お酒の是が非かなんて話ではなく、ホントに単純にお酒を楽しめたら良いよなぁという話。
僕は明日「はい、禁酒法が制定されましたので本日から施行します」と言われても、正直あまり実感が湧かないというか
「あ、そうなんだ…」で終わりそうな気がします。
元々、お酒を嗜んだことがないのが問題なんでしょうけど、この歳になって「あ、なんか損しているかも」と思う時があります。
例えば、映画とかのワンシーンでバーのカウンターで飲んでいる人のシーンとか観ていると「なんか羨ましいなぁ…」と。これは正直、結構前からそれなりには思っていたんですけど、なんていうんでしょうね、人生の楽しみというかリラックスタイム?の1つとして立派に存在するのではないかと。
全然「お酒素人」なのでわかりませんが「温泉」に入ったことがないような感覚?って言えば良いのかな(笑)。温泉に入ったら、心からリラックス出来ますし気分転換には最適じゃないですか、そして気分もいい。お酒を楽しめるってこんな感じなのかなという想像です。
バーボンもウイスキーも泡盛も、所謂お酒というものは経験したことはありますよ、この歳になれば。舐めるくらいはね(笑)。でも、「なんか苦い飲み物だな」で止まっちゃっているんですよねぇ…。

お酒好きな人って、最初から美味しい!って思って味を嗜めたのか聞きたいんですよねぇ。僕はビールは飲めるようになったんですけど、これは完全に「修行」したから飲めるようになったのであって、最初から美味しいと思っていなかったし、まぁ今でもそんなに飲みたいかと言われれば、普段は車で行動しているので絶対に飲まないし、本当に出張に行って飲むくらい。
その時も日によって美味しいと感じる時もあるし、そうでない時もあるし。なんていうんでしょうか、波があるんですよね。でも、前述した映画のシーンとかって、こう丸い氷が入っててその中に茶色いお酒(それが何なのかわかりません、笑)をキュッと一口飲んでいる様が「カッコいい」なぁとも思いますし、一人でもカウンターで飲めるということは「一人温泉」と同じ感覚ではないだろうかと想像はかなり膨らんでいるんです。
大人数で「ウィーーーーーーっす!」というのは散々経験していて、あれは僕にとっては雰囲気が楽しいだけで、お酒自体が美味しいという感じではないんですね。

そもそも「酔う」という行為に罪悪感を感じているというか、酩酊している状態ってあまり好きではないというか。
これは単純にいつ仕事の電話が来るかもしれないというフリーランスの性かもしれないんですけど、とにかく常に平静でいることが安心であるというかね。でも、お酒の「味」を楽しめるんだったら温泉に行かなくても近くのバーで一息つけるわけですから、なんかそれいいなぁと。
家に居るのが好きなので、多分そんなに飲み歩くことはないと思うんですけど、「あ、ちょっと一息つきたいな」とか「気分転換したいな」と思った時の行動パターンの1つとして「お酒を嗜む」ってことが出来ないのは、実は相当損しているんじゃないかと(笑)。
もうこの歳なので、お酒で失敗したこともありますし、節度ある飲み方は「ある程度」は出来る(一人ならね)と思うので、「体育会系」な飲み方しかしてこなかった自分を一段昇華させたいなと(笑)。

お酒好きな人ってホントに美味しそうに飲むじゃないですか、あの気持ちを味わいたいんですよねぇ…。
特に茶色いお酒が飲めるようになりたいですよね…。ホントに味がわかっている人はあの液体は絶対に美味しいんだろうから(笑)。
これがワインでも良いのかと言われたら、そうじゃないんですよね。
大人感があるのって茶色い方じゃない?って勝手に思っているだけなんですけど。この茶色いお酒を嗜むことが出来れば、他のお酒の好き嫌いもわかってくると思うんですよねぇ…。今の僕は「全部苦いもの」ということで纏まっているので。あ、ビールだけはシュワっとしているので飲めるのかもしれないです。カクテルみたいに飲みやすくして、「酔いたい」んじゃないんです。

「嗜みたい」んですよ!(笑)。昔聞いたことがあって、嘘かホントかはわかりませんが「味覚のうちで、最後に「苦味」というのが開発される」って聞いたことがあるんですよね。
ということは、僕は開発されていないと。もう遅いのかなぁ…?

1日のうちで「もう今日は仕事しない」というサインが、正直「食事」しかないんですよね。基本的にその日の仕事が終わるまでは、ご飯はよほどのことがない限り食べないんです。
友人と食事とか、出張でお昼ご飯とか夕飯とかはありますけど、普段の生活ではほぼ無い。食事していない方が頭の周りがいいので(これは人それぞれだと思いますけど、僕の場合には食べるとダメです)その生活を繰り返していて、こう1日の区切りの手法が一種類しかないというのが、なんかずっとONの状態で良くないのかなと。

ちゃんとONとOFFを切り替える術を数種類持っていれば、もうちょっと効率化出来るんじゃないかと思って考えていて、「お酒を嗜む」って行為はどうかと結論を出した次第ですけど、じゃあ買って試してみるっていうのもねぇ(笑)。
やはり数年掛けての「修行」しかないのかなぁ…。飲めるようになったら姉貴の旦那がお酒好きな九州男児なので、一緒に飲めるのに…。