Vol.104 行舎 沙椰子
実戦までにさらに練習を重ねて

2020年9月号

なぜ、今年ツアーが開催されない中でプロライセンスを取ったのか

コロナが流行り、世界的に色々な物事が変わらざるを得なくなった時代になりました。わたしがプロ資格を取りたい、と思ったきっかけは、昨年のライブクイーンへの応募からでした。実は昨年、ライブクイーンに応募していたんですよね。結果は本社面接で落ちちゃったんですけど(笑)。
でも、その時に、大好きなダーツをどうしたらもっと楽しめるのかなって、考えた時にプロライセンスが浮かびました。
元々、私の回りには団体を問わずプロの方が多く、そういった方々への憧れも強くありました。試合に足を運ぶ度に、会場独特の雰囲気とその場で戦う人々のかっこよさに惹かれました。「いつか、取りたいな。この場に、立ちたいな」という思いがずっと胸の内にありました。
コロナの自粛期間、約3ヶ月間ダーツは投げませんでした。外では勿論、引っ越したばかりでボードの設置ができず、家でも投げられていませんでした。これだけの期間、ダーツを一切投げなかったのは、初めてでした。

6月にまた投げ始めたときのドキドキ感は、今でも覚えています。そして、楽しさも忘れられません。純粋に、ダーツが楽しくてしょうがありませんでした。そこから投げ続け、ライセンスを取れるかもと思った時、取りたいという気持ちを抑えられませんでした。
そして、ライセンス取得前ではありましたが、SYLAR PROJECT.様とご縁があり、より一層気が引き締まりました。今回、女子プレイヤー募集に応募したのですが、プロライセンスも何もなく、当時コロナ明けのリハビリ真っ最中だったので、本当に未知の世界に飛び込む、といった感覚でした。お話が決まってからは、早くライセンスを取って、胸を張って、SYLARの一員になりたい気持ちでいっぱいでしたが…(笑)。
もちろん、ライセンスを取っただけで、今年いっぱいの実戦がないことはわかっています。ただ、ダーツを始めてからずっと胸の内にあった夢をようやく叶えて、スタートラインに立てたことが何より喜びです。来たる実戦までにさらに練習を重ね、備えていきたいですね。
応援よろしくお願いします!(笑)。