Seigo Asada-Vol.39.2009.9-Top

Vol.39 浅田 斉吾
優勝は最高に嬉しい

2009年9月


ダーツを始めたきっかけは?
今から3年前に、専門学校に通ってるときに始めました。兄がダーツバーをやっててプレイヤーだったので、その影響でみんなやってみようかと、そのときは遊び感覚でした。

真剣に投げるようになったのは?
はじめは仲間と違う店に行ってたんですけど、Aフライトに上がったときに初めて兄貴の店に行ってプレイを見たら、すごく上手くてショックだったんです。『兄貴に負けるのは嫌だと、それから練習するようになりました。

お兄さんとはどなたですか?
ブルズスターのジャンボです。

カウントアップ最高得点は?
1210点です。

パーフェクトでは活躍されてますが、今までの成績は?
初年度2007年の名古屋戦で初めて優勝しました。そして今年の愛媛戦で優勝しました。

今年の大会はどうでしたか?
決勝は沖縄のアラガキ選手とでした。ワンセット目、ツーセット目は先攻勝ちでワンセットずつ取り、スリーセット目がクリケットのみで、クリケットは僕のほうが入ってたので先攻後攻ともブレイクして勝ちました。

練習方法や時間は?
打ち合わせなどがあって全く投げない日もありますが、基本的に店に入ってる日は、夕方7時から朝7時までほぼ12時間投げてます。練習方法はカウントアップメインで、お客さんとダブルスしたりという中で、自分なりの練習をしてるつもりです。毎日決まってやることとしては、ダーツライブにはカウントアップのその日の履歴が残りますが、店がオープンしたら、まずカウントアップの1・2・3位を1000点以上で埋めることを日課としてます。

ダーツで一番大事にしてるポイントは?
腕をしっかり振ることです。どうしても長時間投げてると腕に対する負担が大きくなるので、しっかり腕を振ることによって負担を少しでも軽くするようにしています。長く投げられるように腕を伸ばすことが課題ですね。

今まで他のスポーツはしていましたか?
中学・高校とラグビーをやってました。実は結構いいところまでいってたんです。高校のときは日本代表候補までいって、国体で優勝しました。

ダーツに役立ってることはありますか?
技術面ではないですが、気持ちの面で相手とぶつかり合うところは、どちらにも通じてるように思います。メンタル面は体育会でかなり鍛えられましたからね。

スティールダーツは投げますか?
はい。お店に置いてあるので、お客さんとも大会でも投げる機会はありますね。

PDJにも挑戦されましたがいかがでしたか?
僕がいつも出てるDOの大会などと比べても全然レベルが高くて、参加されてる面子もすごかったですね。僕が思ってるレベルとは全然違って、なんとなく勝てるような大会ではないと感じました。

誰と戦いましたか?
タローさんとタケウチアツシさんとロビンで戦い、負けて落ちました。

最近思い出に残った試合は?
パーフェクトの愛媛大会です。いいダーツができた思い出の大会になりました。なんといっても今期初めて優勝できたことが大きいですし、普段あまり戦わない人や、負け越してる人にも勝てたことは嬉しいです。

シングルとダブルスではどう違いますか?
シングル戦は一対一のぶつかり合いで、どっちが入れるかどっちが折れるか、自分だけの勝負です。でもダブルスは駆け引きや責め方など、パートナーとどれだけ息を合わせていくかということを重視しています。僕はどちらかといえばシングルのほうが好きですが、ダブルスもきらいではないです。

トーナメントの取り組みは?
スポンサーさんからの要望であるパーフェクトは、全戦出場しています。D-クラウンも日にちがかぶってなければ出たいと思っています。それ以外の大会は、主催者の方から声をかけてもらったり、お店のタイミングでみんなで出ることもありますね。

トーナメントで気をつけているのはどのようなことですか?
僕はお酒を飲むので、お酒のペース配分に気をつけています。飲み過ぎないように、ある程度テンションを上げられるようにといった感じです。あと、投げ方が特徴的ですぐ筋肉痛になるので、試合の前日はアミノ酸とクエン酸を飲むようにしています。

今までにスランプはありましたか?
去年のburn.のブロック予選で、試合中あまりにも緊張してイップスになってしまいました。そのときもレーティングは16~17あって投げられなくはないんですが、どうしてもスムーズに手が出なくて、いっぱいいっぱいの感じでした。初めてのことで、極度の緊張と初めてのアウェイ感で全く投げられなくなったんですよね。

どうやって克服しましたか?
1カ月くらいしてからですが、リズムを変えてテイクバックを浅くするようにタイミングを変えてみたんです。そうすることで手がすっと出るようになって、そこから調子が良くなりました。

ダーツの魅力は?
若い人も年配の方も同じ目標になって楽しめることですね。大人になっても試合の緊張感が味わえるし、ダーツを通して遠方の人や絶対知り合えないような人とも知り合いになれることが僕は好きです。

今後の目標は?
パーフェクトの年間ランキングで上位に入ることと、できれば今年パーフェクトでもう一回か二回優勝したいです。D-クラウンとパーフェクト、両立しながら成績を収めていきたいと思っています。

ご自分のお店を経営されていますね。
はい。うちの店の辺りはダーツは盛り上がってるんですが、市の条令が厳しくて新規で許可が下りないんです。たまたまうちは下りたんですが、今のところ競争がないのでなんとかやっていけるかなという状態です。

最後にひとこと
ダーツを一生懸命やると人とのつながりも増えてくると思うので、自分が上手くなるだけじゃなくて、みんなで楽しんでいけるように頑張ってほしいです。