2021年3月号
セッティングをたくさん試しました。
以前は長めのシャフトと大きなフライトだったんですが、
短いシャフトを試したり、くびれていた形状のシャフトを
太いのにしたり、だいぶ研究しました。
練習はどのようにしていましたか？
最初の頃はしていました。ツアーが再開されると思っていたんですが、すべて中止となった時はモチベーションを保つことが出来なくなって、練習に身が入りませんでしたね。試合のために練習しているので、感情の起伏をコントロールできなかったです。
普段は時間や内容は決めているんですか？
一人でする場合には時間は決めていませんがメニューはあります。特にダブルの練習を中心にしています。ソフトでもそれを取り入れていて、自分の課題と感じているからです。カウントアップばかりですと惰性的になってしまうので、いろいろ集中できるように工夫しています。
今回はツアー中ですとフォームなど怖くていじりにくい事でも、挑戦した選手も多いようですが何かしましたか？
セッティングをたくさん試しました。以前は長めのシャフトと大きなフライトだったんですが、短いシャフトを試したり、くびれていた形状のシャフトを太いのにしたり、だいぶ研究しました。
でもセッティングに関しては試合で使ってみて信頼できる道具となるので、最近試合が少し始まって戻っているような気がします（笑）。練習でいくら良くても実戦では違うんだなと、改めて思っています。試行錯誤を続けていますね。
でもダーツの知識の引き出しが増えたので、とても満足しています。今まではゆっくり試せなかったので、多くのことでモヤモヤがあったんですよね。貴重な時間だったと思っています。
新しい発見はありましたか？
スティールを多く練習していたんですが、バレルは長い方がスタッキングさせやすいんじゃないかと思いましたね。今回はストレートでたくさん投げました。
その結果はカードの成績にも表れていますか？
数字的には上がって来ています。最近は数字を気にするようになって来ました。着実に成果は表れていると思っています。
CUESOULに移籍しましたが、どんなメーカーなんですか?
中国の会社でダーツやビリヤードを作っています。PDCや今回のQスクールに出ている契約選手もいます。バレルは勿論ですがシャフトやフライトも作っていて、オーダーメイドバレルもあります。日本代理店も積極的に力を入れていて、いろいろ共感できることがあったので契約させていただきました。
FIDOプレミアリーグで解説をされていました。良いポイントを指摘していて、好評でしたね？
初めての経験でしたので緊張しました。事前に今までのダーツ解説などの動画を見て勉強しましたね。選手同士は知り合いが多く気持ちも分かりますし、より身近に捉えて解説できるようにと考えていました。
今回のこの期間で、ある意味では日本のスティールは大きく成長できたんではないでしょうか。数年早く進んだと思います。
今年はどこかでプロツアーが始まると思うんですが、準備はできていますか？
日本ダーツ界もここ20年で発展して来て、初めての苦難に遭遇していると思うんです。今までに多くのファンを掴んで来ているので、みんなで一緒に元気になって行きたいですね。
いつ始まっても大丈夫なように準備しています。
今年の目標を教えて下さい。
2019年は準優勝が3回だったので、まず優勝したいですね。
最後に読者にメッセージをお願いいたします。
ツアーが再開されてお会いできる状況になりましたら、会場でお会いしたいと思っています。応援よろしくお願いいたします。
