2022年5月号
株式会社 コスモ精機 取締役 松原 弘明
● 本社(第一・第二工場)
愛媛県東温市則ノ内甲1470-5 電話:089-960-6366
● アミューズメント事業部(第三工場内)
COSMO DARTS
愛媛県東温市則ノ内甲1470-10 電話:089-960-6382
コスモ精機WEBページ
アミューズメント事業部
■ COSMODARTS:http://www.cosmodarts.jp/
■ FitFlight :http://www.fitflight.jp/
■ オンラインSHOP:http://www.cosmodarts.com/onlineshop/jp/top
当社について
当社は1991年の創業からプラスチック射出成型用の超精密金型メーカーとして製造分野で成長してきました。国内製造事業者としての活路を見い出す為、かねてより検討してきた別分野への挑戦として2007年からダーツ用品の企画・開発・製造・販売を手掛けるアミューズメント事業部を設立しました。
自社ブランド“COSMODARTS”では、強みである超精密部品の製造技術・金型製造技術・射出成型技術、など製造環境を活かした“ものづくり”を得意とします。
製品クオリティー、に直結する製法、生産体制、必要不可欠な材料の入手、地元行政、大学、材料企業などとの地域社会と連携した開発環境(最新素材の入手・材料スクリーニング、強度試験=数値化など)のもと、各国の所属プロ選手やユーザー様の意見を取り入れ、ユーザビリティーに優れる製品や当社でブラッシュアップした製品、これまでに無い製品の商品化を行っています。
昨今では、ライトユーザー様からプロ選手までが使用できる製品ラインナップの構築を視野に、国内製造品のみではなく、海外企業とも連携を行い各仕様に応じた商品の拡充に取り組んでいます。
ダーツのセッティングについて
ダーツを構成する部品としてチップ・バレル・シャフト・フライトが有ります。
当社では、多数のセッティングパーツ製品を細かく設定しています。ユーザー様一人一人の求めるセッティング・用途に応じたチョイスが出来るようにラインナップしています。バレル以外のセッティングパーツ郡は“ Fit Flight ”ブランドで取り扱います。
当社製品に多いコア層向け製品の開発前提にあるのは、メンタルスポーツであるダーツにおいて、勝敗を左右する重要な局面で道具がプレイの邪魔をしない事、その要因を追求改善し、道具に起因するストレスを軽減する事で、当社製品を使用するプレイヤーは常に道具で勝負に対して有利である事です。
TIP
当社製品
フィットポイントプラス(SD用)C・C・コンバージョンポイント(HD用)など。SD=ソフトダーツ・HD=ハードダーツ(スティール)
コンセプト
使用時の様々なストレス軽減のために、以下の5点をコンセプトに掲げました。
・ボードコンディション、メーカーに関わらず、刺さりやすく、抜け落ちにくい
・刺さった後にダーツが大きく揺れない
・重いダーツで使用しても高耐久
・ネジが緩みにくい
・ローコストでの提供
評価
コンセプトに沿うように試行錯誤し開発に時間を費やした製品です。数多くの形状や表面処理・素材でのサンプル製作、各種テストを行いまいました。
その結果、コンセプト要件を満たし、使用時のストレスを軽減してくれます。また、消耗品であるが故に重要なランニングコストにおいて、手ごろな価格であり、また入手性も良い製品です。
BARREL
当社製品
コードメタル各種・スタンダード各種・エッセンシャルレーベル各種・ディスカバリーレーベル各種など。(SD・HD仕様は各レーベル・シリーズで個別に設定あり)
概略
当社では、本社にダーツ部品専用の加工工場を有しており、国内生産分はこちらで生産し、検査、パッケージングまで行います。
バレルに使用する材料はタングステン合金(タングステン粉末+バインダー(ニッケル、銅、鉄、銀など)の焼結材)を使用しています。タングステン合金は高比重で耐熱、耐摩耗性に優れる難削材であり適合する加工設備が必要になります。そのため、材料も各レーベル、シリーズに適した仕様でオーダーした専用材料を使用し、切削、研磨し製品を仕上げます。その他、真鍮、ステンレス材料なども用います。
バレルの仕様に応じた形状を作る為に高比重な材料が必要な場合は95%の材料を使用し、低比重な材料が必要な場合は、80%の材料を使用します。さらに低比重が必要であればその他の金属の仕様や複合素材を使用します。劣化、消耗についてはタングステンパウダーの品質、バインダーにどういった物を混練するかで特性が変わります。鉄が有れば腐食による赤さびが浮いたり、銅が有れば青さびが浮いたりします。クスミなどの変色、劣化、摩耗もこの辺りに起因します。
当社では、比較的劣化しにくい材料を使用しております。
スタンダード・プレーヤーシグニチャー
プレイヤーモデルなど当社の国内生産バレルのコアモデルになります。
ダーツに適した専用材料を使用し、滑らかな表面切削加工、形状に応じたグリップ溝(カット)がグリップ力を感じ取れ、アキュラシー、コントロール性を高めます。また、ミーリング加工などによりデザイン性も高くプレイヤーモデルにおいては各選手の個性を形にしています。
コードメタル
コードメタルに使用する材料は高価ではありますが、よりダーツに適した材料特性を持ちボイド、劣化の少ない専用材料を使用します。材料特性にマッチした表面加工により、グリップ溝(カット)+αのグリップ力を感じ取れ、製品にあわせた加工仕様を取り入れ、使用時のアキュラシー、コントロール性を高めます。生産体制、管理体制も厳しく製品個体差も少ない製品になります。
エッセンシャルレーベル・ディスカバリーレーベル
当社のラインナップ中では国内・海外生産のコストパフォーマンスモデルエッセンシャルレーベルは主要スペックを全てのモデルで共通化し同じ長さ、同じ太さ、同じ重さの中で実際にはグリップも形状も方向性が全く異なる仕上がりになっているのが特徴的です。バレルを選ぶ中でのパイロットダーツとして、国産モデルの入り口として手ごろな価格で入手が出来る仕様となります。
ディスカバリーレーベルは海外生産モデルでコストパフォーマンスに優れ、また当社の海外戦略モデルでありHD用が多めに設定されています。
また、この他にも企業向けOEM生産・個人向けオーダーメイド製作なども承ります。
評価
各モデルに様々なスペックが有るのでショップ、大会会場ブース、試投会、当社EC別館での試投バレルレンタルサービスをご利用ください。
個人向けオーダーメイド製作はメーカー純正ダーツでは満足できないプレイヤー様に人気です。欲しい仕様が明確であれば、ご満足いただけるものを製作します。
SHAFT
当社製品
フィットシャフトギア/フィットシャフトカーボン/フィットシャフトスーパージュラルミン/フィットシャフトチタニウム
概略
“ Fit Flight ”ブランドに属する製品では、シャフト・フライトの取り付け部を独自の専用設計プッシュイン式を採用し、細かな固定パーツを排除する事で、誰もが直感的に、簡単にセットでき、不意にフライトが外れてもリカバリーが容易な仕組みになっています。
各シャフト製品共通仕様として、シャフト側での高精度なクリアランス調整により、フライトを可動させるスピンタイプとフライトを固定するロックタイプを設定しています。好みに応じてチョイスが可能です。
スピン仕様は、気になるカタツキがなくプレイに集中することが出来ます。フライトが可動する事で衝撃に対して逃がすことが出来る為、耐久性の面で有利になります。
ロック仕様は、フライトが固定されているので、プレイヤーによるリリース時の入力がダイレクトにダーツに伝わりコントロール性に優れます。またプレイ中にフライトが外れにくい設定となります。
Fit Shaft基本コンセプト
Fit Shaftはセッティングにおける様々な要素、材質、形状、全長、強度、耐久性、重量、コストなど、より一人一人にジャストフィットする多彩なラインナップで構成されそれぞれに特性が有ります。
「フライト回転制御」
全てのシリーズにスピンタイプとロックタイプを設定しています。
「シャフト全長」
全てのシリーズに①13.0mmから⑧42.5mmまでの8段階で全長を設定しています。
※数値はバレル端面~フライト取り付け部までの長さ
「シャフト重量」
材質、形状により軽い物から重い物まで設定しています。※0.38g~2.94g
「シャフト形状」
ノーマル/ハイブリッド/スリムの3形状を基本形状として
おります。(シリーズによる)
■ ノーマル形状
ノーマルは従来通りの円錐形状でバレルとの接合部付近の形状は太目となります。メリットは既存の他社製品に多くある形状に近い事から違和感なく使用が可能な事、グリップの際にシャフトに指が触る場合、バレル後端からフライト根元までスムーズに伸びる円錐形で違和感の無いグリップが可能である事、強度が有り変形が少なくフライトの効きが良い事です。デメリットは、太めの形状の為、ノッチ部になるネジ部、フライト装着部に負荷がかかり、破損に繋がる事が有ります。
■ スリム形状
スリムはバレル後端から極端に細く絞り、フライト側までその形が伸びるデザインでバレルとの接合部付近の形状は細目となります。メリットは形状的に全体が細いので靭性が生まれ衝撃による負荷を逃がすことで破損が軽減されます。グリップの際にシャフトに指が触る場合、ノーマルと違い極端な絞りになる為、この部分をあえてグリップとして使用する事も可能です。 デメリットはグリップの際にシャフトに指が触る場合、極端に変化が有る為、違和感がある方もいらっしゃいます。また、全体が細い分靭性が有り変形量も多くなる為、フライトの効きは減少します。
■ ハイブリッド形状(以下HVと記載)
HVは従来通りの円錐形状とスリム形状を合わせたデザインでバレルとの接合部付近の形状は太目となっており、フライト側は細くクビレのある形状です。メリットは細い部分に靭性が生まれ衝撃による負荷を逃がすことで破損が軽減され、グリップの際にシャフトに指が触る場合、バレル後端から約6mm~12mm(全長により)はノーマルと同じ様に違和感の無いグリップが可能です。フライトの効きは中間と云ったところです。デメリットも少なくお勧めです。
Fit Shaftギア
プラスチックシャフトであるが故の破損に対する策として材質に粘りが有り、ナイロンよりも自然劣化しにくいポリカーボネート樹脂を採用、結晶性の樹脂であり、金型表面は贅沢に鏡面仕上げとし、美しいクリアカラー、仕上がりで意匠性も抜群でありデザインと合わせて強度・耐久性を確保、大規模なバリエーションと贅沢な仕様でありながらも量産効率も良くコストパフォーマンスは良好です。
スピンタイプ/ロックタイプ・8全長・ノーマル/ハイブリッド/スリムの3形状・11カラーから好みに合わせて使用可能 ※当社別売のネジゆるみ止めOリングも使用可能。
Fit Shaftカーボン
プラスチックであるが故の破損に対する更なる強化策として材質に少し特殊な熱可塑性炭素繊維複合樹脂(CFRTP)を採用、複雑に絡み合った炭素繊維をプラスチック樹脂で覆う事により、強度、耐久性に優れ、プラスチック製シャフトと同等の重量を実現しています。破損に対するストレス軽減になり、また剛性が高く変形が起こりにくい為、フライトの効きも良くプレイヤーの入力がダイレクトに伝わります。
軽くて丈夫なので、プラスチックの使用感そのままに強度、耐久性を高めたい方にお勧めします。特に硬い床への落下時などで違いが出ます。
製造コストは非常に高く、製品価格はプラシャフトの約3倍になりますが、通常の使用であれば、お値段以上にロングライフなため、コストパフォーマンスの高い製品です。
スピンタイプ/ロックタイプ・8全長・ノーマル/ハイブリッド/スリムの3形状・3カラーから好みに合わせて使用可能
当社ネジゆるみ止めOリングが標準装備
Fit Shaft カーボンは地元の愛媛県が推進する炭素繊維関連創出事業の基に愛媛県・愛媛大学・東レ株式会社の産学官連携で開発が行われました。技術開発並びに開発成功による地域発展の功績を認められ2013年四国産業技術大賞において、革新技術賞最優秀賞を受賞2015年第6回ものづくり日本大賞において四国経済産業局長賞を受賞
Fit Shaftスーパージュラルミン(SPD)
アルミ合金素材を使用する事で、適度な重量バランスと耐久性を兼ね揃えたシャフトです。アルミ系を使用する理由としては、金属のため破損に強く耐久性が有り、比重が重くプラスチック系素材では出ない重量を確保することで、ダーツのバランスの調整にも役立つからです。またアルミ特有の白銀の輝きも魅力の一つです。デメリットはコスト高です。加工が難しい形状を削り出しで製造するため、成形品に比べ生産量が少なくコスト高になります。
スピンタイプ/ロックタイプ・8全長・ノーマル/スリムの2形状・1カラーから好みに合わせて使用可能。当社ネジゆるみ止めOリングが標準装備。
Fit Shaftチタニウム
チタン素材を使用する事で、適度な重量バランスと耐久性を兼ね揃えたシャフトです。チタンを使用する理由としては、アルミ系の素材よりも高い耐久性を持ち、耐腐食性、摩耗性にも優れておりロングライフでの使用が可能となるからです。また、比重もアルミ系に比べて重くダーツのバランス調整にも役立ちます。また、焼き入れ加工によるチタン特有のカラーリングも魅力の一つです。デメリットはコスト高です。原材料も高価で、加工が難しい形状を削り出しで製造するため、成形品に比べ生産量が少なくコスト高になります。
スピンタイプ/ロックタイプ・8全長・スリム形状のみ・カラーはプレーン、焼き色ありから好みに合わせて使用可能
当社ネジゆるみ止めOリングが標準装備
評価
フィットならではのユーザビリティー、ラインナップで自分に合ったセッティングを見つけられます。
フライト固定・可動により、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
形状により、グリップ、アキュラシー、耐久性を調整。全長により、グリップ、全体のバランス、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
重量により、グリップ、全体のバランス、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
材質により、グリップ、全体のバランス、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
シャフト長さを変える事により、フライトの効きを調節する事が可能で、長くなるほど効きが強くなります。効きを強くしたいが、長いシャフトが使用できない場合(肩に当たる、顔に当たるなど)は、バランス調整としてバレルを軽くする、長くする、メタル系シャフトを使用する(この場合プラ仕様より短めを選択すると違和感は少なくなります。)などバランス調整やフライトの調整と合わせ効果を得ることが出来ます。
また、耐久性=ランニングコストに直結するのでコストパフォーマンスで選ぶことも可能です。
FLIGHT
当社製品
フィットフライト/フィットフライトエアー/フィットフライトプロ
概略
シャフト紹介欄同様
Fit Flight基本コンセプト
フィットフライトはセッティングにおける様々な要素、材質、形状、強度、耐久性、重量、コストなど、より一人一人にジャストフィットする多彩なラインナップで構成され、それぞれに特性が有ります。
「フライト回転制御」
全シリーズ共通 ※シャフト側にて制御しています。
「フライト全長」
全てのシリーズ共通 42.6mm
「フライト厚み」
各シリーズにより設定しています。
フィットフライト0.45mm
フィットフライトエアー0.3mm
フィットフライトプロ0.28mm~0.56mm(起伏あり)
「フライト全幅」
各シリーズ形状により狭い物から広い物まで設定しています。
※23mm~39mm
「フライト重量」
材質、形状により軽い物から重い物まで設定しています。
※0.4g~0.88g
■ Fit Flight
フィットフライトのファーストモデルであり、発売当時から多少のマイナーチェンジがされています。依然人気のある成型フライトで形状が崩れにくく、常に羽を90度に保たれフライトの役目である空気抵抗を発揮し性能を維持できます。
丈夫な樹脂を使用することにより、破れ、消耗に対して強いフライトです。耐久性を考慮し、厚みを0.45mmと少し厚めに設定している分、ラインナップの中では、硬めで重みのあるフライトです。
形状は、昔からダーツに使用される形状を基に5種、独自形状として5種の計10形状を設定しています。
ラインナップ中の他モデルよりも安価に設定しており、6枚入りパッケージなども有り、ランニングコストに対して非常にメリットのある仕様です。
10形状・各13カラー・3枚入り/6枚入り
■ Fit Flight AIR
ユーザー様からの声にこたえ、フィットフライトの基本性能、形状を踏襲しながらさらに競技モデルに振り、グルーピングの際の弾かれにくさ、セットした際の軽さをコンセプトに開発をしたモデルで、軽量で柔軟性であるがダレないパリッとした特性になるよう、試作テストを行い、厚みを0.45mmから0.30mmとその差0.15mm薄めに変更し、エアー専用のプラスチック樹脂と合わせ、仕様上硬く重くなりやすい成型フライトでありながらも柔軟で軽量なフライトです。ランニングコスト、耐久性は少し犠牲になりますが、性能面では大変優れています。
また、専用樹脂の透明度が高く、ギアシャフトと同様に金型表面を鏡面仕上げとし、光沢仕様でクリア系カラーか、美しい仕上がりで意匠性も抜群です。10形状・各14 カラー(カイト、F シェープ、SP カイトは13 カラー、ロケットは8 カラー)・3枚入り
■ Fit Flight Pro
2020年発売の最新版
Fit Flight Proは新たにオリジナルの形状を採用し、セッティングの幅が格段に広がりました。
形状のラインナップは全18形状。基本形状は、TYPE-S、TYPE-D、TYPE-Vの3タイプとなり、タイプごとに6段階の豊富なサイズ展開を実現しています。同一タイプでサイズを調整できるため、ユーザーごとの適正にあったセッティングを叶える機会が飛躍的にアップしました。
特にサイズ⑥はこれまでにないサイズでスタンダードフライトよりも3mm大きい為、よりフライトの効果を強めた設定です。
新たに格子状の骨組形状を導入し、厚みを変化させることでエアー並みの柔軟性と耐久性の向上を実現。最薄部は、0.28mmと薄く、外周上の厚みは0.56mmとこれまでの当社製品の中で最大厚に設計し、使用中に破れがちなシャフト接合部周辺を強化し、さらに格子内部の厚みを最小厚に抑えることで外圧の分散化に成功しました。これにより耐久性のみならず形状保持力にも好影響を与え、快適に使用可能な製品寿命を大幅に向上しております。さらにシャフト差込口の寸法精度をさらに厳しく突き詰めることで内径のガタつきを極限まで軽減、シャフト差込口からフライト突端までの軸部分をスムーズな形状に変更したことで、柔軟性が増しダーツがより弾かれづらくなり、高度なグルーピングを有利に運ぶ一助を果たす形状に変更されています。
今後はカラー追加など行う予定です。
18形状・各2カラー3枚入り
■ 評価
フィットならではのユーザビリティー、ラインナップで自分に合ったセッティングを見つけられます。
シリーズにより、グルーピング、フライトの効き、調整幅、アキュラシー、耐久性を調整
形状により、グルーピング、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
全幅により、グルーピング、フライトの効き、アキュラシー、耐久性を調整
フライトは空気抵抗を設ける事で、ダーツの動きを補正する為のパーツです。常にブレの無い入力が可能であれば、より小さい物で対応が可能です。
人間業ですので癖、技量、体格などあり、いずれ無理が来ます。そこをパーツによるセッティングで補う事により、ダーツを安定して飛ばすことが出来るように調整する事が、大事になります。
形状、幅を変える事によりフライトの効きを調節する事が可能で、大きくなるほど効きが強くなります。シャフトも変える事でさらに調整が可能です。グルーピングはフライトの硬い大きいと厳しくなりますが、単純に幅だけではなく、各シリーズや形状選択により調整可能です。
また、耐久性=ランニングコストに直結するのでコストパフォーマンスで選ぶことも可能です。
最後に
昔は今ほど種類も無く、メジャー処でシャフトは4全長、フライトは5種類くらいでした。形状や機能性よりもデザイン先行かな?当時(20年前くらい?)からその辺りに疑問を持ち事業立ち上げに当たり、セッティングパーツの拡充を考えておりました。
昨今、SOFTDARTSでもプロが出来、ダーツ人口が格段に増え、より多くのプレイヤーに合わせたセッティングパーツの必要性が増し、メーカーとして対応できる事を常に考え製品を作ると沢山の種類が生まれました。国や地域によってトレンドが有る事も要因です。
売れ筋の製品だけを扱えば、個人の意見は聞こえなくなります。それでは面白くないのでこれからもプレイヤーの声を拾い、メーカーなりに昇華して新製品を作りたいと考えております。
コロナの影響は大きいですが出来る事からコツコツと!