Vol.102 灰田 裕一郎
スティールダーツ入門 No.2

501ゲーム
ゲームの細かい流れはのちほど説明するのでここでは大まかなことについて書いていきます。
スティールダーツの基本は01ゲームになります。ソフトダーツのようにクリケットはありません。スティールダーツといえば「501」です。リーグ戦やチーム戦などの場合は501だけでなく1001や701があったりすることもあります。またダブルスによってはダブルに入れないとスタートしないダブルインと呼ばれるルールもあります。
ともあれ一般的にスティールダーツでおこなわれるゲームは501のセパレートブルのオープンイン・ダブルアウトと呼ばれるフォーマットです。ソフトダーツの場合は一般的にファットブルというルールになるかと思います。ブルならどこでも50点という形式です。ソフトダーツでファットブルの場合はブルを狙って点数を稼ぎます。
一方スティールダーツでは点数を取るためにブルは狙いません。スティールダーツで採用されるセパレートブル(セパブル)というルールの場合、ブルの点数がインナーブル50点、アウターブル25点になります。セパブルに加えてスティールのボードはブルの面積が小さいので、ブルではなく20のトリプルや19のトリプルなどを狙って点数を稼ぎます。
ソフトダーツのプロツアーでも団体や試合によってはセパブルなので20トリプルをメインに点数を減らすというのは知っている方も多いでしょう。
そしてスティールダーツは最後のフィニッシュは「ダブルアウト」と決まっています。トリプルやシングルに入れてあがることができません。自分で計算して50点か40点以下の偶数を残し、その点数のダブルに入れてあがります。
このダブルの点数を出すために数字を整えることを「アレンジ」といいます。アレンジはスティールダーツにかかせない技術・知識に違いないのですが、始めたばかりの初心者の方はあまりアレンジにとらわれず、まずはゲームを楽しみましょう。アレンジは徐々に覚えていけばいいと思います。
最初は知らなくていいです。たまにアレンジに関してうるさく言う人がいますが、そういう人に出くわしたら今読んでるこのページを見せてやってください。

【最初はアレンジ知らなくて当たり前、アレンジ無視のダーツを楽しむのが初心者の特権です】
さてスティールダーツではソフトダーツと違って、クリケットなど他のゲームをすることはほぼありません。501だけです。501しかないから単調でつまらなく感じるかもしれませんが、スティールダーツの501には沢山の要素が詰まって成り立っています。
私はよくゴルフにたとえて説明します。501からスタートして最初は「点取り」です。とにかく点数を減らします。ゴルフでいうならドライバーで距離を稼ぐティーショットです。
次に相手との駆け引きもありつつ、後半の残り200点を切るあたりまでがゴルフのセカンドショット。そしてダブルを出すために数字を整えるアレンジがグリーンまわりのアプローチショットというところでしょうか。
そして最後はダブルを狙ってあがるのがパッティングです。スティールの501はただ点数を減らすだけでなく、アレンジなどの要素も入るため場面ごとでゲーム性に変化があります。なので501だけしかなくても十分に楽しめるのです。
やればやるほど501というゲームの面白さ、アレンジの奥深さに気づくことでしょう。

スコアリング
はじめてスティールダーツをプレイする方にとってソフトダーツと一番大きな違いが点数の計算だと思います。
ソフトダーツは矢が刺さったところをマシンが判別して得点計算を自動でおこないモニタに点数を表示してくれます。素晴らしい機能です。
ところがスティールダーツは矢が刺さった場所も自分で確認、点数もすべて自分で計算しなければいけません。これがスティールダーツの敷居を高くしていることは間違いないでしょう。
計算が苦手だからスティールダーツはやらないって声をよく聞きます。しかし言ってしまえばこの得点計算も慣れなんです。慣れてくると見ただけで何点かわかるようになります。乱暴な言い方をすればスティールダーツに慣れている人たちは計算してないんです。
刺さる場所、取れる点数って大体パターンが決まっています。だからそのパターンを覚えてしまっているので、見ただけですぐに点数がわかる。決して計算が速いわけじゃないのです(稀に人間計算機みたいな人はいますけど)。
だから初心者の人は計算が遅いと気にする必要はないのです。掛け算の九九をまだ覚えていないのと同じです。そのうち計算しなくても刺さったところをみただけで点数がわかるようになります。計算は慣れです。
得点計算をしたら今度はそれをスコア表につけるのですが、オーソドックスな方法だと黒板やホワイトボードに書くという方法があります。海外ではダーツボードの脇にスコア書くためのボードが設置してあることが多いです。
ボードに書いたスコアを見ながらゲームを進行します。海外ではと書きましたが、日本国内の場合は少し勝手が違います。日本には「n01」エヌゼロワンというnakka氏が作ってくれたスコアソフトがあります。国内のスティールダーツが投げられる場所ではn01をインストールしたパソコンを使ってゲームをするのが主流になっています。
ダーツボードのそばにモニタが設置してあったり、ノートパソコンが置いてあったりです。どちらもなければスマホのアプリでn01を使うこともできます。このn01があるおかげでスティールダーツがプレイしやい環境になっています。
あらためてnakka氏に感謝。いつも使わせていただいてます。ありがとうございます。
さてここまでソフトダーツとの違いを主にスティールダーツというものを簡単にですが解説させていただきました。書いた当人がいうことではないかもしれませんが、ここまでのことを覚えたり、理解する必要はありません。ルールやマナーはありますが、それを守れば細いことは気にせず自分なりに、自分のレベルに合わせて楽しめばよいのです。上手いも下手もありません。とにかくスティールバレルをボードに飛ばして楽しみましょう。
ここまで面倒な説明におつきあいいただきありがとうございました。次の項からは実際にダーツ店に行って、501ゲームをする際の流れを解説したいと思います。実用ガイドです。

スティールダーツ ゲームの流れ
ここからは誰かとスティールダーツしようとなった時にどんな感じでゲームをするのか。実際の流れに沿ってご案内していきます。
書いていることは実際にわたしが店で初めての方に説明していることと同じです。一部これまで説明したことと重複する点もあるかと思います。これを見ておけば実際に店に行ってもそこまでテンパらずに済むんじゃないかと思います。それではスティールダーツの扉をあけて踏み出してみましょう。

対戦フォーマットをきめる
スティールダーツにはソフトダーツのメドレーとかマッチのような設定がありません。そしてゲームは基本的に501のみです。
先ほどの説明でも書きましたが501のセパブル、ダブルアウトという設定が普通です。
誰かと対戦するときには以下の2つをまず決めてからゲームを始めます。
・何レグ先取でやるのか (いくつ取ったら勝ちというのを決める)
・先攻後攻の決め方
(レグというのは501を1回プレイするゲーム単位のことです)
この2つを対戦前に決めます。最初に何レグ取ったら勝ちにするのかを決めます。
一般的には3レグ先取、2レグ先取になります。わたしの店では8割の人たちが3レグ先取をやっています。501を先に3つ取ったら勝ちというフォーマットになります。
次に先攻の決め方ですが、これはソフトダーツと決め方は同じです。ブルに向かって投げて真ん中に近いほうが勝ちという「コーク」です。
ちなみにスティールダーツでは「コーク」と呼ばず「ミドル」と呼びます。コークといっても通じますが、せっかくならミドルと言ってスティールプレイヤーを気取りましょう。
スティールダーツの場合は先攻を決めるためのミドルは、ゲーム前にやるかフルレッグになった時にやるかのどちらか1回しかありません。
ソフトダーツだと最初にやって、フルレッグになったらもう1回やってという流れになりますが、スティールはどちらか1回だけです。ゲーム前にミドルするか、フルレッグになったらやるか?そのどちらにするかを最初に決めます。
ゲーム前にする場合はじゃんけんをして、じゃんけんに勝ったほうが先投げでミドルをします。そしてミドルに勝った人が先攻でゲームをします。スティールダーツは先攻はかならず交互に入れ替えます。2レグの負け先攻というものがありません。先攻はかならず交互になります。最初にミドルをしたらもう最後までミドルはしません。
たとえフルレッグになっても最初にミドルを勝った人が最終レグの先攻になります。
そしてゲーム前にミドルはやらずフルレッグになったらミドルをするという選択をした場合は、最初はじゃんけんに勝ったほうがミドルをやらずにそのまま先攻でスタートします。ジャンスタ(じゃんけんスタート)と呼ばれる方法です。この場合フルレッグにならなければミドルはやらないまま終わります。さっさとゲームしましょ!っていう人が多いようで店で対戦する場合はジャンスタでゲームを始めるケースが多いです。
上記のように最初に501を何レグとったら勝ちにするか、先攻後攻はどうするか?この2点を決めてからゲームを始めるというのが最初の流れになります。

以下、店で対戦をするときの会話の流れです。
Aさん「よかったら対戦おねがいできますか?」
Bさん「いいですよ、ぜひお願います 何レグ先取でやりますか?」
Aさん「じゃあ 3レグ先取でやりましょう」
Bさん「ミドルやりますか?」
Aさん「ジャンスタの3レグ先取でどうでしょう」
Bさん「そうしましょう」
Aさん「わたし佐藤といいます」
Bさん「自分は鈴木です、よろしくお願いします」
こんな感じでスティールダーツの対戦は始まります。

ミドルのやり方
ミドルは基本的にはソフトダーツのコークと同じなのですが、細かい点で少し違う部分があるので補足説明をしておきます。
ブルを狙って矢を1本投げて真ん中に近い方が勝ちという基本ルールは同じです。投げたダーツがブルに入った時に少しルールが違います。判定はアウターブル、インナーブル、それ以外の3種類で判定します。アウターブル同士、インナーブル同士だった場合は刺さった場所に関係なくアゲインです(アゲインというのはもう一度投げ直すことをいいます)。
ソフトダーツのようにビット穴がないので細かい計測ができません。そのためアウターブル同士ならアウターのどこに刺さってもアウターブル同士でアゲインになります(インナーブルも同様)。
ブル以外のエリアに刺さった場合は、よりブルに近い方が先攻となります。どちらも同じぐらいで目測で判断がつきにくかったら、迷わずアゲインにしましょう。定規をもってきて正確に距離を測るような行為は時間の無駄です。
アゲインになった場合、スティールでは刺さっているダーツを抜いて投げ直しとなります。順番は入れ替えて行ないます。
スティールの特殊なルールとして先投げの人の矢がインナーブルかアウターブルに刺さっている場合に、後投げの人はそれが邪魔だったら抜いて投げることができます。矢を抜く際はどこに入っているかを相手に伝えて確認してから抜きます(インナーブルです、抜きますって感じで伝えます)。
ソフトダーツでは後投げの人がダーツを抜いて投げられるのは先投げの人のダーツがインナーブルのど真ん中に刺さった時だけですが、スティールの場合はアウターブル、インナーブルに刺さった場合はすべて抜いて投げられます。
ブル以外のエリアに刺さったダーツは邪魔でも抜くことはできません。

点数をコールする
順番が決まったらゲームスタートです。「よろしくお願いします」と挨拶して始めましょう。
スティールダーツでは3本投げたら自分で得点を計算します。初心者がスティールダーツをプレイする上でとても苦労する部分です。慣れないと簡単な計算でもわからなくなってしまうものです。慣れないうちはあわてずゆっくり計算しましょう。ゆっくりで大丈夫です。
3本の合計得点が計算できたら声を出して得点をコールします。ここで大事なのは矢を抜く前にコールするということです。抜いてからでは計算が間違っていても確認ができなくなってしまいます。
スティールダーツの大切なマナーでもありますので得点コールは矢を抜く前に大きな声で行いましょう。コールは「60点」「41点」と点をつけるのが正式なコールですが、わかればいいので点をつけずに「100」「45」でも問題ありません。丁寧に「60点です」と「です」をつける人もいますが「です」はつけなくて大丈夫です。
あと相手がコールしても返事をする必要はありません。返事しなくても感じ悪く思う人はいません。会話をしなくてもちゃんとダーツボードを通しての意思疎通は出来るものです。ソフトダーツに比べてあまりワイワイやることはありませんが、スティールやる人は感じ悪いわけでもないし、怒っているわけでもない。無言な人ほど、無反応な人ほど、実はあなたとの対戦をたのしんでる人がほとんどです。
最後にダブルを入れた場合のコールは何本目に投げた矢が入ったのかをコールします。最初に投げた矢が入ったのなら「1本目」「1投目」といった具合にコールします。海外だと「ファーストダーツ」「セカンドダーツ」と何本目かコールしたり、「チェックアウト」「チェック」と上がったことだけ伝えたりと国や場所によってまちまちです。要は分かればいいってことです。
そして残り点数より多く点数を取ってしまった場合のコール。ソフトダーツでいうところの「バースト」っていうやつです。スティールでも「バースト」で問題ありませんが、コールとして「バースト」と言うのはスティールっぽくないので「ノースコア」とクールな言い方にしましょう。
多く取りすぎたということで「too many トゥーメニー」とコールするとより本場ブリティッシュ感が増します。ウザいって思われるかもですが。コールはとにかく相手に伝わればいいのでノースコア、バースト、ノー、ゼロ、なし、どれでも良いかと思います。

スコアソフトn01の入力について
点数をコールしたら次にその得点を記録します。
黒板、ホワイトボード、スコア用紙などをつかってゲームをする場合は記入して残り点を書きますが、ここでは先に紹介した「n01」というソフトをつかってゲームを進めることを前提に話を進めていきます。
n01ソフトは取った点数を入力すると、その得点と残りの点数を表示してくれる便利なソフト(アプリ)です。
画面の左側が先攻でスタートした人のスコア、画面右側が後攻スタートした人のスコアです。途中で入れ替わることはありません。ゲームを始める際は新規ゲームを選んでリセットしてから開始しましょう(リセットのやり方は店で習いましょう)。点数を入力すると画面にその点数と残り点数が大きく表示されます。
お互いがいくつレグを取ったのかは、各プレイヤーの欄に表示されている項目の一番上を見ます「Legs」という項目があると思います。そこに表示されている数字が、勝利したレグ数になります。3レグ先取の対戦をしているのであればそこが3になったら勝ちということです。
他の項目はそのプレイヤーの成績が表示されています。最初は一番上の「Legs」だけで十分です。スコアの入力はキーボードに数字を入力すればいいだけです。スマホやパッドなどを使ってプレイする際も基本は同じです。詳しい操作方法はここでは割愛しますので、実際に使ってみて覚えてください。

さてスコアソフトの説明はそれぐらいにして、先に進みましょう。
3本スローして点数コール後にダーツを抜いて戻ってきたら、点数をキーボードに入力します。自分のスコアは自分で入力します。初心者の人はスコア入力を忘れがちです。とくにソフトダーツだけやってきた人にしてみたら、スコア入力という作業はいままでやらなかったアクションです。
初心者同士でやっていると途中でどちらかがスコア入力し忘れて「あれ自分が右側でしたよね?左側になってる」っていうワケワカメになりやすいです。スコアを入力して画面を確認する癖を早いうちにつけましょう。
そしてどちらかが最後にあがった時。その時だけは対戦相手がキーボードを入力します。上がりの入力はファンクションキーに用意されているので何本目かを確認してキーを押しましょう。上がりの確認表示が出たあとにエンターキーを押せばスコアがクリアされて次のレグに進みます。レグを取ったプレイヤー側の「Legs」の表示が1つ増えているはずです。このようにスコアソフトを使ってゲームを進めていきます。スコアソフトさまさまです。
店舗などではパソコンでn01を使ってゲームすることがほとんどですが、トーナメント会場などではパソコンもモニタも用意されていません。その場合はスコアアプリの入った電子パッドを使ったり、紙のスコア用紙を使って試合することがほとんどです。
国内の場合9割以上の試合がスコア用紙を使います。いつの日かスティールのトーナメントに出るときは紙でのスコア用紙の記入方法を覚えましょうね。電卓つかったりスマホ使ってOKですから記入方法だけ覚えればOK。簡単だから大丈夫。なんでも慣れです。
それと1つ補足を。ダブルに入れて上がったときの話です。ダブルに入れて上がったときは、それを相手に見えるように配慮しましょう。店舗での対戦などならそこまで気をつかう必要はないかもしれませんが、試合などでは必ずダブルに入っていることを相手に確認してもらいましょう。
3本目!とコールしてパッと抜いてしまう人がたまにいますが、トラブルの原因にもなりかねないです。大事な試合ではダブルアウトしたことをきちんと見せるようにしましょう。

刺さっている場所の確認
ゲームを進行していく上でスティールダーツならではのルールが1つあるので説明しておきます。
ソフトダーツなら投げたダーツがどこに刺さったのかはマシンが判定して表示してくれます。当然ながらアナログなスティールダーツでは自分で判定する必要があります。肉眼でどこに刺さっているか見るわけですが、3m離れたボードのどこに針が刺さっているのか肉眼では見えないことも多々あります。
そんなときに矢が刺さっている場所を確認するためのルールがあります。スティールダーツではオッキ(スローライン)をまたいだところでスローはすべて終了という決まりがあります。2本投げた状態でオッキをまたいでしまったら、残りの1本は無効です。
そこで矢の刺さっている場所を確認するためにオッキ(スローライン)を越える場合は相手にその旨を伝えることで、またぐことができることになっています。
「チェック」とコールしてか確認しに行くのが一般的です。相手に「オッキを越えて確認します」ということが伝わればいいので「チェック」じゃなくても「確認します」とか「見まーす」とかでも問題ありません。分かればいいです。
手を上げて「チェック!」と言ってボードに歩みより確認するのがもっともスマートです。この時に注意があります。確認する際に刺さっている矢を触ってはいけません。触ったらスロー終了となり、残りのダーツは投げられません。触らずに刺さっているところを確認します。そしてどこに刺さっているか確認したら、それをコールして相手にも伝えます。
もし試合などでスコアラー(審判)がいたらその人にも聞こえるように伝えます。「16トリプル」「48点」「アウトボードです」「なしです」など相手に分かればOKです。

あいさつ
対戦がはじまる前、終わった時はあいさつです。大事です。
ソフトダーツでは頻繁にグータッチしたりしますが、スティールダーツは基本的に最初と最後の挨拶が主になります。
対戦する前は「よろしくお願いします」ですが、握手したりグータッチすることもあるでしょう。ただスティールバレルは先端が針ですのでグータッチするときは注意しましょう。そういう危険性を考えてスティールはグータッチしないっていう話もありますが、最近は関係なくグータッチしたりします。
あとできれば初対面の人との対戦であれば、はじめに名前を名乗って挨拶しましょう。ニックネームでもいいです。
ソフトダーツならダーツカードをマシンに入れると名前やニックネームが表示されますが、スティールダーツにはそれがありません。だからこそ自己紹介は大切です。名前で呼び合うだけで仲が縮まるものです。
終わった時も挨拶です。スティールダーツではゲーム後に握手することが多いです。勝っても負けても挨拶は気持ち良くです。
あいさつとは関係ないかもしれませんが、スティールダーツで使われる掛け声にはソフトダーツプレイヤーには聞きなれない用語があると思いましたのでいくつか紹介しておきましょう。

・ナイスキープ : 狙ったエリアからズレることなく3本とも入れた場合に
・ナイストン:100点以上の得点に対して
・ナイスカン :これはナイスカウントの略です 80点台とかで言うこと多し
・ナイスカバー:これは3本目とかにカバーとなるショットが入ったとき
・ナイスレフト:残り点のことをレフトと言います 良い残り点にしたとき
・ナイストライ:狙って外れたときのなぐさめ、励まし
・ナイスダーツ:良いダーツに対して
・ナイスアウト:良いあがりに対して(思ってなくてもいうことあり )
・ナイスアレンジ :上手なアレンジに対して

こんな感じでしょうか。日本人はナイスをよく使いますが、海外ではグッドを使うほうが多い気がします。ほかにもナイスキープをスティディ、グットリーブ、グッドファインと言ったりいろいろあります。

まずはやってみよう!
ここまでがスティールダーツでの対戦の解説になります。なんとなくでも、流れはつかめましたでしょうか。不足している部分もあるかと思いますが、この特集ではスティールダーツの知識が完璧になることではなく、スティールダーツの店に足が向きやすくなることが狙いです。
スティールダーツは自分で計算しなきゃいけなかったり、ゲームのやり方も分からない、情報も少なくてイマイチよく分からない。そういった理由でこれまでやってみたくても始められなかった人も多かったのではないでしょうか。敷居が高いってやつですね。
そんな方たちにもぜひこれを機会にスティールダーツの楽しさを知ってもらえたらと思ってこの入門特集を書きました。
最初は分からなくていいんです。恥ずかしいことではありません。むしろ知らないことを初めてみようと思ったあなたは勇敢なチャレンジャーです。
スティールダーツは入らないのが普通で、入ったらそれは凄いことなんです。これって初心者にとって優しいことだと思います。
初心者には初心者ならではのスティールダーツがあります。楽しみ方、面白さはそれぞれのレベルに用意されています。そこに上手いとか下手は関係ありません。どうせダーツをやるなら2種類のダーツ両方を楽しんだほうがダーツの世界が2倍も4倍も広がります。
スティールやったことない人も、もう長いことプレイしているというベテランのプレイヤーも誰もが楽しめて、奥が深いスティールダーツをこれからも楽しんでいきましょう。最後までありがとうございました。
Enjoy darts !!

筆者紹介 灰田裕一郎(ドリー)1969年東京生まれ
2014年から東京巣鴨でスティールダーツ専門カフェ「Darts Cafe DOLLiS」を経営。行き届かない接客、愛想のない対応ながらも、理解ある素晴らしいお客様たちに恵まれ店舗は盛況。自称スティールダーツをこよなく愛するダーツオタク。自身ブログ「ドリー・ファンク・ラブ」「DOLLY COME TRUE」では独自のダーツ考察を展開、初心者に向けた情報も多く発信している。NDLではスティールダーツ専門ライターとして活躍中。SNSでも積極に情報発信しているのでダーツファンは要チェックだ。