2014年11月
11月3日ひょんなことから立教大学のミスコンの審査員をすることになり行って来ました!想像を絶する美女や感動秘話をお伝えしたいのですが今号はそれを我慢してまでも、ワールドマスターズとアジアパシフィックの歴史的快挙をお伝えしていきたいと思います。
L-styleがJSFDを応援し始めて何年も経ちましたがやっと今年一つの目標が達成されました。ワールドマスターズのあの壇上へ日本人が初めて登ったのです。今回のメンバーはその本人、浅田斉吾をはじめ去年のレイクサイド(BDOワールドチャンピオンシップ)代表清水浩明、2013年JAPANOPENチャンピオン小野恵太、女子のマスターズ最高位ベスト8の経験がある大内麻由美、韓国オープンチャンピオンの檜山亜紗子、そして最近ハードで活躍している平柳智子です。頼もしすぎるチーム構成で誰かが何かやってくれるだろうとは思っていましたが想像以上の活躍にホントに感動しました。細かい詳細や結果に関しては今号のNDLで特集されていると思いますので端折ります。
結論今回の一番上まで行ったのは大内麻由美のベスト8と言う事になりますが、私たちの目標はそのステージで行われるゲームに参加する事でした。女子はトップ4から、男子はベスト16プラス、シード16人の32人からステージで一試合ずつ行われネット放送されます。と言う事で麻由美さんは残念ながら後一つ勝てばステージでのゲームだったことになり、今回は斉吾が日本人初の夢のステージ進出を果たす結果となりました。
マスターズはイギリスのHULLという歴史的な建物の多い街で行われます。ステージまでは大きい体育館のようなスポーツアリーナという場所で行われるのですが、放送される会場は町のセンターホールで教会のような歴史的建造物の中で行われます。入口を入るとレッドカーペットが敷かれていて、大きな絵が正面に見える階段を上がり会場に入ります。
ステージは歴史を感じられるとてもかっこいいつくりで、ボードの裏には何メートルもあるパイプオルガンがそびえ立っています。今回斉吾のおかげで初めてその会場の特別な選手しか入れないバックヤードを見る事が出来ました。そこの練習ボードではBDOの世界ランカーが練習しています。
その中で日本人が混ざっている光景は変な感じでしたがとても嬉しかったです。清水浩明もレイクサイド以来結構有名人になりました。そのおかげで日本人プレイヤーの注目も高まっているところのでのステージだったのでユースの斉吾ファンも一生懸命応援してくれていたのが印象的でした。
ちなみにユースの世界チャンピオンはL-styleのコリンというオランダの子で大人顔負けのゲームで優勝をかざりました。
面白かったのが前日ダーツバーで練習をしている時の出来事です。子供たちが4人で頑張って練習をしていたので話をするとワールドマスターズに出場するということだったので、持っていた羽やダーツケースをプレゼントしました。するとそこにいた別の年配の男性がうちの娘にもプレゼントしてくれないかと交渉しに来ました。その子は見た目がユースか分からないくらい大人っぽくてきれいな子でした。私は子供ではないのであげないつもりだったのですがお父さんがユースだと言っていましたので半信半疑ですがプレゼントしました。しかしメチャ喜んでいたし可愛い子には弱いのであげてよかったなという感じでした。
それから数日後、斉吾を応援しに会場へ行ったのですが何とレディースユースの世界チャンピオンを決定するステージにその彼女が上がってきたのです。しかもベストオブ7か9か忘れましたがぶっちぎりのストレート勝ち。こんな感じの出会いがホントに世界を旅していて面白いなと思いました。
その他まだまだ今回の面白さを何とか伝えたいのですが文章ではなかなか伝えられません。初参戦の小野恵太のゲームもアベレージ余裕で100オーバーの凄いゲームをしたのですが結果ベスト64と言う事で話が長くなるのでふれるのはやめときます。他にもステージでは選手をはじめコーラーやチョーカー、そしてカメラマンさえもパフォーマンスして完成度も高くカッコイイのですがこれも話が長くなるのであきらめます。何せ一人一人がプロフェッショナルな感じで感動しましたが、その中に浅田斉吾が入っていたことは間違いない事実で会場の皆が認めてくれたと思います。
【11月4日から香港で行われたアジアパシフィックでも日本人大活躍!!】
アジパシでは何せ日本女子の強いこと…。女子のトップ4までに二人しか参加してない日本が両者残ったのです。麻由美は準決勝で惜しくもL-styleの香港№1の選手に負けてしまいましたがそれを亜紗子が決勝で破り見事アジアチャンピオンになりました。これによりイギリスマスターズの永久出場権が得られたのですが、これは浅野ゆかりさん、ジョニーさんに続く三人目の快挙で、ホントに凄いことだと思います。そして翌日から開催された香港オープンも過激でした、何せ年間ランキング女子世界№1のヘッドマンやL-styleチームからはフィリピンのイラガン、シンガポールのポールリム、等びっくりするメンバーになっていたからです。
まさか女子世界一に会えると思ってなかったので嬉しくて写真を一緒に撮ってもらったりとミーハーな感じになっていたのですが、まさかその世界チャンピオンと麻由美さんが決勝戦で戦っている姿が見られるとは驚きです。しかも観客がやはりヘッドマン優勝かと思っていたそのゲームを4-2で見事打ち勝ち勝利したのです。何が起きたのか分からなくなるくらい嬉しかったし感動しました。やはり日本の女子は清水キヨちゃんも世界ランク2位のアナスタシアをマスターズで破っているので、世界の頂点にかなり近づいていると実感できました。
男子はというと香港オープンから途中参加のマスターズでノリにのってる斉吾選手が圧倒的強さで決勝まで行きました。決勝のゲームはベストオブ9で、4-3まで最高18ダーツの凄いゲーム、しかも斉吾は12ダーツの次11ダーツという過激さ、次ブレイクすれば勝ちというゲームでブレイクしそうになった36残りを3本で決めきれず、流れは相手に行ってしまった感じでフルレッグの末先攻を相手にキープされ負けてしまいました。
まあこれは1月のレイクサイドで優勝賞金1700万円に向けて神様がもっと練習しろと言う事なのでしょうが、マカオの軍資金が減ったのにはさすがの斉吾も悔しがっていました。
ホントに激動のNDL前号から今号までの2か月でした。美女ばかりのミス立教大学の審査員体験!が書けなかったことは非常に残念ですが次号は、浅田斉吾を追いかけてイギリスのレイクサイドワールドチャンピオンシップで日本人が優勝賞金1700万円をとるかもしれない瞬間を求めてイギリスに取材に行ってきます。
レイクサイドは正月からスタートしますのでfacebook等で速報しますがコラムでもお伝えしますのでお楽しみに~!