Jinta_column_Top-8

No.8 第10回の香港ADAに参加したミラクルチーム!

2014年5月

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前号より香港と台湾に行きました。香港は第10回という記念すべきADAメモリアルトーナメントだったのですが、まさかのパーフェクトとジャパンが被ってしまい、プロの選抜メンバーが出場できないという事態になってしまいました。せっかくの記念なので自分だけでも行こうと考えていたのですが、主催者サイドからやはり10回大会で日本チームが出場しないのは残念だと言われたので、1週間前という直前になって選手探しを始めました。Team L-styleの中で最近プロツアーに諸事情により出れてなくてダーツが強い人…まあ選択が困難で予選もやる暇がなかったので男子は年長者で伝説のプレイヤーであるワンタンさんに決めました。そして女子はお店の都合でパーフェクトには中々参戦できないがハードで最近勝ちまくっている佐川香織選手にしました。これで各国の代表選手1名が出場する競技も、女子シングルスも出場できます。

Jinta_column_No.8-2

香港で集結したメンバーはトリプルエイトの社長である順慶さんとも合流して勇んで会場に向かいました。到着すると主催者のボスであるジョセフに「4名で行う国別対抗戦はこのメンバーで良いですね…」と言われ、いやいや良いわけがありません。第10回ということもあり20ヶ国を優に超えるエントリーがあり、各国スーパープレイヤーが集まっています。しかもどの国もユニフォームをそろえ気合十分です。多分、順慶さんと自分を合わせてもフェニックスのレーティングで20も無いでしょう。さすがにそれは他の国にも失礼なのではと思いを伝えたのですが、ジョセフは順慶さんも第1回からこの大会を支えてくれていた大事な一人で自分もスポンサーなので問題ないと。それよりも日本の旗がないことが問題だと言われ、そこまで言ってくれるなら気持ちよく出場しようと決意しました。
翌日は4人組の国別対抗戦です。ユニフォームを作らなくてはと思い、ADAのスタッフポロシャツを譲ってもらいスタッフという文字の上に徹夜でL-styleのワッペンを貼り付けてとりあえずおそろいのユニフォームが完成し大会に臨むことができました。結果は皆さんの想像通り負けてしまったわけですが、ワンタンさんと佐川香織選手は素晴らしいプレイをしていました。これにより第1回から連続出場していた日本チームの歴史を止めなかったのだけは仕事になったのではと思いました。まあ他国の選手も今回の日本チームの事情はみんな知っていますので馬鹿にされることはありません。また来年最強メンバーで見返して欲しいですね。シングルス戦においては佐川選手が01セッションもクリケセッションもベスト8と素晴らしい成績でしたし負けた試合も凄い打ち合いをしていました。ワンタンさんも60歳とは思えない集中力で見せ場を沢山作っていました。ポール・リムもそうですが、60歳でもこのスーパープレイができるというのはダーツって生涯楽しめる趣味なのだなと思いました。そして結果勝てませんでしたがこのメンバーで香港に来れたことを誇りに思いますし、とっても楽しかったです。

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香港から帰国後すぐにダーツライブ主催の台湾64というトーナメントを見学に行きました。台湾は4年前に行って以来ご無沙汰だったのですが、その台湾におけるダーツ業界の進化に驚かされました。数年前はダーツバーを探すのは結構知らないと困難でしたが、現在台北市内では歩いていると結構ダーツの看板も見ます。選手のレベルも以前とは比較にならない進化でした。台湾64は台湾のトッププレイヤー64人で戦うのですが面白かったです。チャンピオンに輝いたのはL-styleのイケメン若手プレイヤーのENZO選手でした。性格もすごく良く真面目なので台湾で人気があります。台湾は成人すると軍に訓練に行かなければなりません。ENZO選手は訓練で10ヵ月ダーツに触れられなかった為、復帰後の初勝利ということでとても感動的でした。

Jinta_column_No.8-4

皆様台湾には行ったことありますでしょうか?台湾はとても親日家が多くハワイ以上に日本語を話せる人が多い気がしました。そもそも飛行機に乗ってしまえば沖縄に行く程度の時間で行けますし治安も凄く良いです。ダーツバーも沢山あってお客さんもフレンドリーな人が多いですね。気候も年中暖かいのでお勧めです。是非台湾ダーツバー見学ツアーを企画してみて下さい。あと、台湾で良いのがカジノが無いところですね!軽い気持ちで遊びに行ってドツボにはまってけがをする心配がありませんのでいろいろな意味で安全です。
安全と言えば今回のADA香港も船で1時間で行けるマカオの誘惑に負けなければカジノもないので安全だと思っていました。結論マカオに行かずに帰国する事が出来たのですが、ここでまさかの事件が起きたのです。今回の香港、実は現地待ち合わせだったためにみんなより1日早く行って香港に住んでいる中・高同じ学校だった同級生の勧めで一緒に香港競馬に行ってしまったのです。まあ新聞も読めないし熱くなる事は無いだろうと軽い気持ちで行ったのですが、友人が気を利かせてスーツじゃないと入れないようなVIP席を予約してくれたのです。ムードは最高で食事もビュッフェスタイルで食べ放題。最高の環境ですぐさま着火してしまいました。

Jinta_column_No.8-5

結果勝負は惨敗、最終レース近くに勝負をかけ2・5倍の一番人気に全てをかけたのです。緊張のスタート合図が鳴り各馬一斉にスタート。買った馬は好スタートで好位置、これをとれば本日チャラどころか儲けまであります。応援に気合が入ったその時です、全然人気もなくスタートで暴走して先頭を走っていた一頭、普通息切れをして最後にまくられるパターンの馬です。しかしそのレースは違いました、最終コーナーをまわったその彼はさらに暴走を続けたのです。「やめろー!」と大声で叫びましたが手遅れ。そのダメ男君であるはずの不人気馬がまさかの圧勝という結末で終わりました。これによりダメ男はその馬ではなく自分であることに気づかされてしまったのです。

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今回わかった事と言えば、新聞の見方も分からないような競馬はロト6を買っている様なものだということです!皆さんもゲームをする時はルール等ちゃんと研究してからやりましょう!でも香港競馬は感じもいい場所なので観光がてら少し寄るのはお勧めの場所です。競馬好きの方は是非行ってみてください!

それでは次号こそ訪問国を変えて何か勝った報告ができるように努力しますのでお楽しみに。

L-style よろしくお願いいたします