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No.45 ダーツの時のお酒は程々に

2018年9月

本誌が発売となる数日前には第2回長野ダーツ・オープン・トーナメントを地元の松本市で開催させていただきました。
これを書いている現状ではどのくらいの人に参加いただけたか不明ですが、大勢の方にご参加いただけたと思いますので誌面を借りてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございます。

JDOに加盟してから2度目の大会です。ソフトダーツの大会の参加者は基本的に地元の人が中心で、都市部の大きい大会になれば若干遠方からの参加者比率が高くなるように思うのですが、スティールダーツの大会は違いますよね。
都市部の大会の方が地元率が高く、地方の大会は逆に遠方からの参加者の比率が増えるんですよね。
長野の場合で言いますと、地元の人間の3倍近い人が県外からご参加下さいます。
普段の活動としましては、スティールダーツの普及といいますかスティールダーツを投げる人を増やす、リーグ戦に参加してくれる人を増やす、そして大会に参加してくれる人も結果として増えたら良いわけですが、大会で大勢の人に参加してもらい良い大会にしたいと考えますと県外の人を如何にもてなすかって事を考える必要が出てきます。
その辺を考えなくてはならないのが、ソフトダーツとの違いであり地方ならではですね。
また長野に来たいと思ってもらわないとならないですからね。
今回は初の試みとして私の知り合いの蕎麦職人に来てもらい、大会会場で蕎麦打ちを見ていただきその場で打った蕎麦をお土産として買ってもらえるようにしました。
来てくれた蕎麦職人の齊藤さん、15年くらい前までは競輪の選手だったんですよ。
S級で活躍されていたから古くからの競輪ファンでしたら知っているんじゃないでしょうか。
競輪を辞めたあと蕎麦職人になるのですが、蕎麦打ちをおぼえたのが松本で最も行列の出来る蕎麦店として有名な「野麦」で、多分蕎麦粉も「野麦」と同じ物じゃないかと思います。
どうでした?
当初ミーティングの意見ではその場で茹でて食べてもらいたいなんて意見や、そば打ち体験をしてもらおうなんて意見もあったのですが、会場の制約等でお土産という形になりました。
うまくいっていると良いのですが。
それから今回は温かい物を食べていただこうと、お弁当はやめて移動販売車に来てもらう事にしました。
ソフトダーツの大会ではテントでの販売を含め当たり前の事ですが、100人強の参加者のスティールダーツの大会ではなかなか珍しいのではないでしょうか。
本当は2店舗くらい来てもらえればと考えて交渉したのですが、最低保証金額も有るようで確実に160人以上参加者が見込めれば可能でしたが、昨年が160人の参加者で第1回のご祝儀参加も多いんじゃないかと想像すると、大幅に下回る事も想像され厳選の1店舗に来ていただく事に。
お弁当代わりに来ていただいたのは「安曇野放牧豚」さん。
名前の通り北アルプスを望む標高800mの安曇野の山中で放牧して育てた豚を生産者さんが直接キッチンカーで料理して販売してくれました。
この安曇野放牧豚は昔放送していたTV番組でも特選素材として取り上げられた美味しい豚です。
ただ、100人以上の食事を1台のキッチンカーで問題なく販売できたのかなあ?その辺がだいぶ心配です。

私達の他にも長野県は変わったこと考えてやっちゃう人居るんですよね。
ソフトダーツの大会ですがキングス・ジャパン主催の大会は、なんと参加者全員飲み放題の大会でした。
私も「飲み放題の大会をしたいね」なんて話をした事は何度かあるんですが、実際に開催してしまうのに驚かされましたね。
私は別の大会に参加の為行かれなかったんですが、飲み放題なんかして泥酔の人とか出ないのかなと心配したのですが、それが意外にも皆無だったようです。
主催者に近い関係の人が盛り上げようとちょっと無理気味に飲んだり、集団で一気飲みさせたりしているのを見かけるんですが、飲み放題だとそういう人が出なかったんでしょうね。
私も試合中に飲むのですが、ダーツが目的なのか酔っ払うのが目的なのかわからない人はちょっとなあと感じてしまいます。
大会の時に決めている事が一つあるんです。それは大会後の打ち上げでもお酒を飲む事。
ダーツは負ける事はあっても、その上お酒にも負けてはいけないと表向きには言っていますが、大会は長いですからダーツをするのに妨げになる程飲み過ぎないようにとの心遣いでもあります。
まあ、私の場合大会後遠征先で美味しい物を食べるのが本番とも言えますからね。

泥酔の話が出たついでに。
先日のリーグ戦で私のチームのメンバーが泥酔してしまい1ゲーム・デフォルトになってしまいました。
まあ本当にお恥ずかしい話です。
交通状況や仕事の関係でデフォルトになるのはまれにあるのですが、泥酔してなんて過去にもありませんでした。
私のチームがホームにしているお店での出来事ですが、そのお店はビールタワーサーバーにウイスキー1本分のハイボールを入れてくれて自分達で注いで飲むのですが、それが3人だとアルコール量的にも丁度良い感じなのですが、リーグ戦が始まって1時間経たないうちにもうほとんど無いんですよ。
飲んでいる三人のうちの一人が「酒井さん、ハイボール少ないですけれどだいぶ飲みました?」と言うんですが私も少ないのは気になっていました。
確認すると私も彼も3杯目を注いだところ。
このタワーですがハイボールだと15杯分あるんですが残りは2杯弱分。
どうしてもおかしい。
酒を飲まない他のメンバーに話を訊くと、もう一人の飲むメンバーがガロンの間中ずっと飲んでいたそうです。
そいつを見ると確かにフラフラ。
大丈夫かと確認するんですが大丈夫と言うわりに目の焦点が定まっていない感。
その後リーグ戦中はトイレに居る時間が長く、シングルスになってゲームを始めるもダーツは刺さらないし計算も全く出来ない。
あまりに酷いのでキャプテンの権限で負けにしてもらいました。
翌日団体には報告して彼とキャプテンである私は処分を受ける事となったのですが、それ以来ハイボールタワーしてないんですよね。

プロの試合でも負けた後少し暴れちゃう選手とか、翌日記憶がない選手とか居たりしますが、ダーツの時のお酒は程々にですね。

ダーツ屋どっとこむ よろしくお願いいたします