No.47 コロナのため結局日本で新年を迎えました

2022年1月

Lーstyle代表の芹澤甚太です。2022年最初のコラム、本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年末、2年ぶりのイギリス遠征で書くことが沢山ありますので、次号お楽しみに〜などと勢いよく言っておりました。
結果は鈴木未来の世界チャンピオン3連覇を目指し、イギリスにサポーターとして向かう予定も、オミクロン急拡大で大会自体が中止になってしまいました。
ユース中村周作、山田勇樹選手、柴田豊和と続々とイギリスへ世界挑戦に向かって頑張っていたので、何とか年始までもって下さい!と天に祈っておりましたがダメでした。
という事で年越しはみかんを食べてPDC見てのんびりとした日々を送ることになりました。隔離期間も含めて1月末まで予定を入れていなかったので急に時間ができて良かったんだか、何だかんだ…。
そこで柴田豊和君にイギリスでの出来事や感想を聞いて記事にするべく、勢い良く電話しました。ところが豊和君「タッチの差でニューダーツライフから取材されて全部思いを編集長に伝えました!」まじか〜、でも色々出来事とか言い忘れとかあるでしょ?「メチャ細かく出来事を全て伝えちゃって完璧に取材完了です!」
なるほど、なるほど…。という事で出来事は特集を読んで下さい!

どこも行っていない私が記事が書けなくて、完全に追い詰められたところを助けてくれたのは、前号で触れたPDCユースの世界挑戦でイギリスに行った18歳の中村周作君でした。
初めての海外一人旅、周作のご家族も自分も含めて周りは心配しておりましたが、世界挑戦の為に一生懸命英会話を勉強していた彼にとってはへっちゃらだったようです。ダーツの為に英語を真剣に勉強するあたりは世界をしっかり見ているのが伝わります。
ユースでは会場にサポーターが決勝戦のステージまで入れません。撮影禁止なので写真もあまり無いです。

とりあえずPDCのユースチャンピオンシップに出場した感想を聞きました。
「今回初めてワールドユースチャンピオンシップに参加しそのときのことをまとめました。まず、2021ワールドユースチャンピオンシップ予選が10月17日にあり、そこで優勝しました。なので11月28日にイギリスで開催されるワールドユースチャンピオンシップに参加することができました。
今回コロナ禍ということもあり、以前イギリスの大会で行っていた時とは全然違い、詰め詰めのスケジュールでした、コロナワクチンを接種したことを証明するワクチンパスポートの発行、イギリスに着いてからも感染しているかどうかの隔離、などコロナに関する色々なことがありました。

11月25日に日本を出発、イギリスに着いてからはLーstyleのツヨシさんにサポートをしていただき無事にホテルに到着、48時間隔離をしました。その後はすぐに試合という流れでした、ホテルにダーツボードを用意していただいたのでダーツのアップもできる環境でした。なので時差調整、ダーツの調整、全てを完璧にすることができました。

そして11月28日試合当日、体調もダーツの調整も完璧にできていたので、全力で臨みましたが1勝2敗でロビン通過できませんでした。結果は悔しいですが、あと少しのところまでいけたことはとても自分のこれからに繋がったと思います!
11月29日はPDC PLAYERS CHAMPION SHIPS の決勝を観戦しました!ピーターライトの優勝する瞬間をこの目で見て、自分も将来あの舞台でダーツをしたいと心から思いました。

11月30日イギリスを出発し、同日に日本に到着しました。日本に着いてからは自宅での14日隔離でした陰性だったので、良かったです。
今回ワールドユースチャンピオンシップに参加した際、応援してくださった方々本当にありがとうございました。この大会に参加したことは、これからのダーツ人生で必ず自分のためになることだと思います。これからも応援よろしくお願い致します」。
なんともしっかりした回答、ソフトでもJAPANで入れ替え戦にも残るようにもなりこれからの成長が楽しみ過ぎます。

残念ながら海外から皆様に生の声をお伝えできなかったので、せめて飛行機に乗って努力をしようと思い、かなり近くなりましたが九州の福岡に昨年2月から開幕した「FIDOオンラインカップツアー2021」の集大成、グランドスラム大会の観戦と取材に行って来ました。
今回色々な事情で選手の入れ替えなどもあり、男子8人、女子4人の全出場者12名のうち11人がLーstyleになりました。Lーstyle同士の場合どっちかの応援もできない為、ずーっと暖かく見守ってました。
久々にみんなに会えた喜びもありましたが、実際目の当たりにしたレベルアップに驚かされました。これが今日の決勝戦だろ〜、という面白い試合が何戦もありました。それぞれのこの試合にかける思いも伝わって、選手の家族も応援に来ていた大会はインターネット動画では伝わらない感動がありました。
私の文章力では伝わらないので、今度こんな素敵な大会があったらコロナの状況次第ではありますが、是非現場で観戦して頂きたいです。
何せ今回の12人は負けた後の態度、試合に向かう姿勢、皆んなが一流でメチャメチャカッコ良かったです、まさに12名の精鋭でした。

【福岡開催FIDO ONLINE CUP 2021 TOUR GRAND SLAM 2021結果】
MAN
優勝:龍波 光彦 (L)
準決勝:有原 竜太 (L)
3位タイ: 浅田 斉吾 (L)・ファウルクス昌司エドワード (L)
5位タイ: 柴田 豊和 (L)・松田 純 (L)・森窪 龍己 (L)・淋 翔太 選手

WOMAN
優勝:世界チャンピオン鈴木 未来 (L)
準決勝:佐藤 かす美 (L)
3位タイ: 藤野 裕加里 (L)・大城 明香利 (L)

あまり私の話が多いとニューダーツライフで2ページしかコラム枠が無く、写真が見れないので以上です!是非FIDOのチャンネルから動画を見て頂けると嬉しいですね。
そしてこんな大きくて大変な企画をダーツファンに向けて開催して頂いた関係者の皆様、そして応援して頂いた皆様に心から感謝いたします。