Big Baby_column_Top-8

No.8 新しくRDLスタートします

2017年11月

Big Baby_column_No.8-1

噂程度の話ですが、実現となればこれほどうれしい話はないのでしょうか。というのはPDCがアジア諸国においてツアー開催をするということです。
いままで国内で行われてきたPDJ東・西そしてファイナルというものがなくなるというのは濃厚な話。そのアジア枠を含む何枠かをこのアジアツアーで決めるということになるのではないかということ。
僕がハードを真剣に始めたのはほんの2年前、その頃は参戦していたJDOで初めて参加者200人を超える大会が出てくるなど参加人数が多いだけですごいと言われていましたし、ショートダーツだって21本以内の感覚でした。
それがイギリスに行く前からの流れの変化はどうでしょうか、その早さについていくのがやっとです。今では参加人数200人以上の大会も多くありショートダーツの定義も18本以内でもいいのではないかというレベルの進歩です。これも多くのプレイヤーが自分のダーツの目標の先にPDCやBDOといった世界の主要団体を掲げ、今までソフトしかしてこなかった上級者がスティールにも力を入れ始めたということでしょう。そしてその結果、多くの層でスティールダーツがプレイされているという現状が生まれたのではないかと思います。
年末にはいよいよ日本ダーツ界最強の男Seigo AsadaがPDCに挑戦するわけですからスティールファンだけにとどまらず多くのソフトダーツファンにも見物となっています。
PDCのアジアツアーについては正式な発表はされていませんので推測の話にはなりますが、おそらくツアー開催地には日本も含まれているはずです。もちろん、僕はツアー開催が決まれば参戦しますがこれを機に多くのトッププレイヤーの方たちにもスティールツアーに参加してほしいという願望はあります。

そしてそんなトッププレイヤーを倒す、アジアで有名なプレイヤーを倒す。という意気込みを持つニューカマーにも出てきてほしいです。D-CROWNやPerfectそしてJapanなど、始まる団体の中には新たに生まれてくるスター選手が付き物です。
例えばソフトダーツでは圧倒的人気と実力を誇るフィリピンの雄、イラガン選手などは国内スティールランキングでは9位となっています。上位の選手には若手の名前もあり、その競争の幅にも驚かされますが、きっと日本からもそういった新しい名前の選手が出てくることでしょう。新たなスティールの動きが起きる最近のスティール事情について本当にうれしく思いますが、その中で何とか自分もと、もがきあがいている現状もあるのでそろそろ成績を残すということをして良い報告ができればと思います。
世界の話ばかりしていてもあれですので国内の話もしましょう。
皆さんは今、全国規模でツアーが行われているスティールの団体はご存知でしょうか。
僕の認識では全国規模といった点ではJDOが一番近いのではないかと思っています。もう一つ、JDOの11月初頭のランキング一位は誰かご存じでしょうか。ソフトをメインにしているプレイヤーには馴染みのない名前かもしれませんがここ5年間で年間チャンピオン3回、年間ランキング2位1回と圧倒的な強さを誇る、外筬久人選手です。

僕が初めてお会いしたのは僕がスティールに転向して初めての試合、3年前のJDO愛媛大会です。その試合で辛くも優勝した僕に「ナイスダーツ」と試合終了後、最初に声をかけてくれたのが外筬選手でした。その時はまさかこの人が、などと思っていましたが、今ではその安定した成績に尊敬を抱きますし、話したこともない、いがぐり坊主の鳴り物入りの優勝に笑顔で「ナイスダーツ」と言えるその姿勢に本当にチャンピオンとしての振る舞いを感じさせてもらいました。
今年はPDJファイナルにも出場しているので興味のある方は動画などでぜひ一度投げている姿をご覧ください。僕が国内スティールプレイヤーで尊敬する先輩の1人です。
さて新しい動きの中で僕自身も新しいことを始めました。名前はRDL。Real DartsLeagueです。内容はロンドンで行っていたシングルスのリーグです。プレシーズンという
こともありまだまだ粗削りな運営ではありますが多くの方に参加してもらい始めることができました。海外で試合をすることが目標の僕には日本のフォーマットは短いし、システム的にももう少しシンプルなものをしてみたいということから、自分で作ってしまったというわけです。フォーマットはベストオブ12という日本では長いものになっていますが、海外ではこの長さが普通です。PDCアジアツアーもおそらくはベストオブ9か11だと思いますので、そういったことも見据えて今のうちからその環境で試合をするということに慣れておく必要があるのです。

 

またプレイヤーにとって負担にならないように曜日も不定日としました。ただロンドンでも、シーズン期限ギリギリに詰め込みになってしまいましたので、試合のある方などはその週に調整がてらやってもらえればと思っています。
とりあえず今年は愛知県内で行い、ゆくゆくは東京や大阪も巻き込んで交流戦などもできたらと考えております。自分がやりたいからと言って待っていてはそれこそ後れを取ってしまいます。やりたいものは作るといった精神で何事にもチャレンジして行きたいものです。
日本での目まぐるしいスティールダーツ界の動きの中で活動できることは素直にうれしいことですが海外でも世代交代といった現象が起き始めています。いままでメジャータイトルを独占していたプレイヤーたちも簡単には勝てなくなり、それこそ日本でいえば平成世代の活躍が目立ちます。
ただそういった若さが時折違う方向へ走ってしまうことがあるのもステージ上で垣間見えます。そういった時のベテランのいなし方や若さが爆発した時の勢いなど最近の試合内容はマンネリがなく面白いものとなっています。いまのPDCやBDOを見ていると日本だけではなくて世界的にいろいろなものが変わり始めている変革期なのかもしれません。
今までの日本はなにか停滞期のような空気が出ていたのも否めませんが、なにかきっかけがあるとこのように数年でガラッと変わってしまったのですからなぜもっと早くと、思わざるを得ません。ここがきっと世界との差なのでしょう。PDCやBDOは毎年何かしらの変化や楽しみを与えてくれます。いや与えてくれていると思わせることが上手なだけかもしれません。しかしその感覚を提供できるということはほんとうに大切なことなのです。

小さな変化でも僕たちはワクワクするし、新しい大会ができれば早く見たい、出たいと思う。そして新たなメジャーチャンピオンが生まれると、数日はその話題で持ちきりです。
これからの日本スティール界も大きな変化はもとより小さな変化を多く与えてくれる業界になってほしいと思いますし、僕自身新たなことを始めたのでそういったことを提供できるように運営していきたいと思います。とはいうものの毎日の練習を欠かさず、日々結果に飢えて試合に臨めるようにプレイヤーとして生きることが第一ですが。