今年もジャパンが開幕しました。雰囲気などいかがですか?
新しいプロも増えましたし、実力も上がって来ているのを感じますので、おもしろくなっています。
ステージ2の大さん橋に伺ったのですが、エントリーが多くて中には参加できなかったプロもいたようです。
会場がそれほど大きくないので、そうだったと聞いています。入れる人数制限もあるようなので、仕方がないですね。
これだけプロが増えてくると、勝ち上がるのは大変なことですね?
本当にレベルの高い舞台になっていると思います。
2ステージだけですが、調子はどんな感じですか?
そうですねぇ。昨年の年末から今年にかけて、調子を崩していることもあるんですが、スティールにも力を入れているからなのかもしれません。スティールとソフトのすり合わせがうまくいけば、自然に上がっていくと思います。よりレベルが上がるように練習しています。
練習ではどんなことをしているんですか?
スティールの投げ方をソフトに持って来るように、という感覚で投げ込んでいます。
以前テクニック・インタビューの際には随分細かく、体重のことなども考えていました。最近気付いたことなどはありますか?
● 西谷 譲二 テクニック
https://newdartslife.com/technique/109-george-nishitani/
やはり海外のプレイヤーをよく見ていて、親指の使い方やバレルの長さ、重さ、セッティングなどを研究しています。PDCプレイヤーのレベルに関心がありますね。あのテクニックを吸収したいと思っています。
では変わらず研究、努力を重ねているということですね。
今は身近にポール・リムさんがいるので、彼の飛ばし方や取り組み方など学んでいます。
先日、久しぶりにお会いしたら「ここで勝つのは大変だよ」と笑って言っていました。
● Paul Lim すべての人に通じるダーツ解説
https://newdartslife.com/technique/001-2paullim/
時間が長いので体力的なこともあるのかもしれませんね。
SNSも積極的に取り組んでいますが…。
● 西谷 譲二 ツイッター
https://twitter.com/georgenishitani
ダーツのコミュニティーと繋がることを意識しているからです。仲のいいプレイヤーや身近にいる人などを紹介したいんです。今ツイッターのフォロー数は17,000ほどですが、よりダーツ界を盛り上げるために活用したいです。
かつてはメーカーや団体が推しているプレイヤーが有名になって、さらにスポンサーが付いてなど流れがありましたが、最近は個人の発信力がより重要な時代になって来たと思います。こんな頼もしい若いプレイヤーや楽しい人がいますよ、など積極的に拡散していきたいですね。
大げさですが海外の有名ラッパーやDJの人たちが(フックアップって言っているようですが)仲間を有名にするために、やっていることと同じです。最近出てきたプレイヤーには協力してお手伝いしたいですね。
このことは結果としてお互い様なんです。例えば有原 竜太プロと僕ではファンが違うと思うんです。
● 有原 竜太 2022 JAPAN CHAMPION
https://newdartslife.com/japanese-player/ryuta-arihara-2022/
お互いのファンが交流できたり、認知できると考えています。皆さんが見たいのは試合とバックグラウンドだと思うんです。こういうことで、この試合ではダブルス組んでいるんだな、とかも分かるじゃないですか。そこで親密さが深まると思っています。
先日の大さん橋ステージでは全員マスク着用でもなく、かなりコロナ明けを感じました。ところでコロナで学んだことなどありますか?
そうですねぇ。マスクを着けての投げ方とそうでないのでは違うので、今は外しての練習が必要ですね(笑)。たいへんな時期でしたが、落ち着いてきて良かったです。
昨年までは少し慎重でしたが、今は雰囲気も変わって試合・イベントなどで大忙しではないですか?
今まで溜まっていたのが、一気に吹き出たような感じです。どのプレイヤーも多忙でダーツには追い風になっていますね。プレイ人口も増えていくことを願っています。ダーツ界、前進したいですね。
ターゲットの契約はいつからなんですか?
3〜4年前からです。
ターゲット・プレイヤー大活躍ですね!
本当にそう思います
● 桒原 康裕 PERFECT 初優勝
https://newdartslife.com/japanese-player/yasuhiro_kuwabara/
● 羽角 英明 移籍してPERFECT初優勝
https://newdartslife.com/japanese-player/hideaki_kasumi/
● いわお 小鈴 初インタビュー
https://newdartslife.com/darts_angel/kosuzu-iwao-23-05-23/
新バレルがリリース(5月30日)されるようですが、どんな改良がされているんですか?
今までのよりも長くなって若干細くなっていて、よりストレートになりました。そしてカットも強くなっています。
コロナ禍でスティールの練習に時間を割いていた時に、FIDOで9ダーツを出したんです。その時に使っていたのがターゲット社の廃盤になった古いダーツだったので、そのダーツを基本にソフト版を作ることにしたんです。
前回はいつ出たんですか?どんなタイミングで新しいバレルを考えるんですか?
ちょうど1年ぐらい前です。ペース的には1年周期で出ているんですが、その間でもいろいろな試行錯誤があります。いつもプロトで試しているんですが、自分の中で数字のレベルが上がった時に、変えたいとなります。
では売れるといいですね。
今回はあまり飾りが無いので必ずしも売れ筋とは思いませんが、実践向きのバレルです。初心者の方は見た目が良くて、投げやすいバレルを選ぶとは思いますが、ぜひ試してみて下さい。ストレートが好きな方には、期待を裏切らないバレルに仕上がっています。勿論僕のモデルだけ売れないのはテンション下がるので、売れてほしいですね(笑)。
成績を出してプレイヤーとして努力しますので、お願い致します。そうすれば売れるハズ?でしょうか(笑)。
TARGET PRIME SERIES GEORGE NISHITANI
RAPTOR(ラプター) GENERATION-4
西谷譲二選手、第4世代モデル 『RAPTOR GEN-4』
9-darts 達成を遂げたスティールティップバレルをブラッシュアップ
シンプルな構造のグリップエリアにはサンドブラスト加工を施し、西谷選手理想のフィーリングを実現
ラプトルを想起させるPVDグレイッシュグリーンを差し色に、スペックを大幅に変更した新生 RAPTOR !
90%タングステン 2BA
全長:50.4mm 最大径:6.35mm バレル重量:18g
今年の目標は何でしょうか?
印象に残るプレイをしてジャパン優勝、上位に入ることです。
ガッツポーズも解禁されたようですね。
まぁ、プレイヤーによって受け止め方は違うと思いますが、観客がより盛り上がるからでしょう。良いことには間違いないですね。
スティールもかなり力を入れているようですが?
今はPDCアジアンツアーに参戦できるところは行っているんですが、いずれは本格挑戦したいと思っています。向こうに住んで本当のPDCプレイヤーになりたいです。まだ日本人ではいないですからね。
鈴木未来プロとかはそうですよね。彼女が男子だったら、既にあちらに住んでいるんじゃないでしょうか。本当に凄いです。
● 鈴木 未来 2022 JAPAN LADIES CHAMPION
https://newdartslife.com/darts_angel/mikuru-suzuki-2022-japanladies-champion/
ターゲット社には偉大な先輩が大勢いるので、続け!ですね。応援よろしくお願いいたします。