2022年1月
PDC最大のトーナメント、ワールド・チャンピオンシップが今年も開催された。
コロナ禍ということはあるのだが、昨年の無観客から一歩前進し観客を入れての舞台となった。
世界から選ばれて集結した選手たちは連日熱戦を繰り広げたが、やはり数名のプレイヤーが陽性者となり
無念の棄権となる悲しい出来事もあった。
日本からも出場権を獲得した二人が挑戦したので、インタビューページをご覧いただきたい。
またPDCに熱い灰田さんから詳しく分かりやすい記事を寄稿していただいたので、ぜひお読み下さい。
PDCの試合の中でも最も観客がコスプレして楽しむのがワールド・チャンピオンシップだ。
毎日のように英国から写真が送られて来ていたのだが、プレイヤーの勇姿もさることながら、
このファン写真でどれほど盛り上がっているかの指標にもなるので興味深い。
皆さん応援するプレイヤーに合わせて工夫していて、本当にダーツを楽しんでいる。
しかしそれでも以前と比較すると大人しめで、人数も少ないように見える。
きっとコロナ禍で様々な制約があり、海外から観客が訪れるのが難しかったからであろう。
さて次回の開催はどうなるだろうか。
プレイヤーのみならず、世界から観客が集ってコスチュームを競ってほしいものだ。
コロナの終息、それに尽きる…。
二度目の栄冠に輝いた ピーター・ライト
今回の舞台ではいぶし銀のような戦いを繰り広げた。アベレージが極端に高かったわけでは無かったが、
ここぞという場面での集中力が素晴らしく、結果再び世界チャンピオンのトロフィーを獲得した。
今までに数回ライトとはお会いする機会があり、何度かインタビューもして来たが本当に温かい人物だ。
来日した際には試合やインタビューが終了してからも、ファンたちに丁寧にサインをしていた。
落ち着いた口調で静かに話す人物で、ステージで見せる印象とは全く違うのがまた魅力だ。
コロナ感染がひどくなった時にどうしていますか?とメールすると、ヨーロッパやUKのダーツ状況、生活を
長い文章で返信していただいた。世界トップランカーからなので感激したのは言うまでもない。
派手なパフォーマンス、確かな技術のダーツ、スコットランドの英雄はさらに歴史を刻むことだろう。