2019年9月
WDFワールドカップinルーマニアと、ロンドン郊外の新天地で行われるBDOワールドマスターズが開催されます、
遂にルーマニアで開催されるワールドカップとイギリスで開催されるワールドマスターズの選手が選抜されました。
日本選手団もユースが参加するのでJSFDの海外遠征としては過去最大の人数になりました。
代表選手は男子一般4名ユース2名、女子一般4名ユース2名の計12名で寺島理事長やサポーター含め関係者を合わせると何と日本チーム22人の大所帯です。
今回の開催地であるルーマニアはイスタンブールで乗り換えて行きますが、飛行機で乗り継ぎ合わせて16時間以上かかります。クルージュナポカはルーマニアの第3の都市で首都のブカレストからは500キロ近く離れています。観光地としても有名で、街並みは凄く綺麗らしくオフィシャルホテルもリゾートホテルという事で、私自身初めてのルーマニアなので楽しみです。
ルーマニアのダーツ協会は運営がしっかりしていると世界で知られています。ホテルの件や運営に関して質問したら、直ぐに回答が来るし外交にも力を入れていて、今回の参加国は何と55ヶ国もの国と地域が参加する事になりました。
これにはWDFがオリンピック競技にしようと一生懸命動いた結果でもありますが、マネージャーと選手だけで700人にもなるそうです。
ワールドカップの前日には世界会議が行われます。WDFもオリンピックに向けて頑張ってくれている今、日本としては何が出来るかもこれから真剣に考えて行かなければなりません。
まずはユースの派遣費捻出が最低条件でその発展も大事ですね。
▪️先日、日本代表の練習会を行いました。参加できない選手もいましたが凄く意味がある会だと思いました。
前回のワールドカップからアンチドーピングを推進するWADAに加盟して、ドーピング検査をランダムに数名の選手が受けなければならない事になりました。
練習会ではJADAの指導のもと講習会も行われました。風邪薬はもちろんサプリメントも気をつけなければならないので大変です！
故意で無くても知らないうちに禁止薬物が発見されれば、重いペナルティーが科せられます。オリンピック選手って本当に大変なんだと思いました。
▪️そしてワールドカップから一週挟んだ10月23日からBDOワールドマスターズがロンドン郊外で開催されます。
この大会は今回で46回目となりBDOでも最も古いトーナメントとなります。
今年からBDOの運営トップが変わったので新天地での開催になり、予選と決勝ステージが違う会場になりました。
２つの会場は車で15分ほどの距離ですので大きな問題は無いですが、決勝の会場は今まで以上に迫力があるステージになるそうで楽しみです。
昨年鈴木未来選手が予選を最後まで勝ち抜いて、年末に駒を進めたレイクサイドワールドプロ予選は、今回マスターズが終わった 次の日の月曜日になりました。
いつもは肩慣らしにもなっていたレイクサイド予選が今年は後なのでいきなりマスターズから始まります。初めて参戦の選手もいますので、大変だとは思いますがパーフェクトランキング1位の佐藤かす美も参戦したりと結果が楽しみです。
マスターズの歴代最高はトップ8、これは今回参加する大内麻由美、鈴木未来の他、大城明香利も8まで進んでいます。しかしその先は未だにいませんし、もちろん日本人が優勝した事は歴史上ありません。 今回は2人のステージ経験者とパーフェクトランキング1位まで参加しますので期待が高まります！
▪️ちなみにどうやったらワールドカップやマスターズに参加できるか簡単にご説明致します。
先ずはワールドカップですがJSFDのホームページに出ている各地域のサンクション大会に出場して、1番大きなSクラスを1度、計5大会に出場が最低条件です。
たくさん出てもポイントを多く取った上から5大会が選考ポイントとなり上位4名が代表選手となります。
マスターズは選考ポイントではなく出場したサンクションポイントの総合計が多い人が代表になります。つまりマスターズはサンクションにたくさん出た人が有利になります。
しかしそんなに参加できないという人も諦めてはいけません。マスターズはジャパンオープンとウエストジャパンのチャンピオンも行く権利が与えられます。このワンチャンスにかければ、時間がない方でも出場するチャンスがあるのです。
これらは現在JSFD会員になっている事が条件ではありますが、そこら辺はルール変更もあるかもしれませんのでホームページをチェックしてみて下さい。
それにしても選考ポイント、総合ポイント、チャンピオン派遣とJSFDの仕組みだけは良く出来ていますね。会員にならないとチャンスはありませんが、会員にならなくてもサンクション大会には出場出来ます。慣れる意味でも是非出場してみて下さい。ソフトダーツとは違ったドキドキで楽しいと思います。
あんな細いダブルで上がるのは難しいですが、逆に入った時の興奮は大きいはずです。
まずは挑戦してみて下さいませ！
このような条件の中で言えば今回出場のワールドトロフィーの出場経験もある饗場 克也選手は選考ポイント総合ポイントともに1位、ジャパンオープン ウエストジャパンどちらも優勝ですので活躍が期待されます。
もちろん鈴木未来さんも目標にしているこの2つのビックトーナメントの優勝が期待されます。
今回のメンバーはユースも含めて誰が1番活躍するか分からないスーパーチームですので現地からの情報に注目していて下さいませ！
次号はこの２つのビックトーナメントの結果を含めた、現地での様子をお伝えします。
過去最大の55ヶ国もの参加国が集まるワールドカップで、最高のメンバーで立ち向かう今回の旅は、新しい快挙が生まれるかもしれませんのでお楽しみに！
がんばれ日本代表！
最近のワールドカップ開催国
2011年 アイルランド
2013年 カナダ
2015年 トルコ
2017年 日本
2019年 ルーマニア
WDFワールドカップの日本代表選手
（10月8日から12日）
■ メンズ
饗場 克也 外筬 久人
小川 祐一郎 丹治 博
■ レディース
鈴木 未来 亀尾 さや香
齋藤 尚美 大内 麻由美
■ ユース
末繁 策杜 中村 周作
井出 桃夏 内藤 光希
BDOワールドマスターズ日本代表選手
（10月23日から27日、28日ワールドプロ予選）
■ メンズ
饗場 克也 （ウエストジャパン、ジャパンオープン優勝）
小川 祐一郎 辻 裕充
■ レディース
鈴木 未来 （レイクサイドチャンピオン枠）
大内 麻由美 （ジャパンオープン優勝枠）
佐藤 かす美 （ウエストジャパン優勝枠）
亀尾 さや香 齋藤 尚美 平柳 智子
■ ユース
末繁 策杜 中村 周作
