Ayano_column_No.3-Top

No.3 ダーツでモテる法則

2012年5月

Ayano_column_No.3-1

ダーツでの目指す頂上・目標は個々で違えども、みなさんの脳裏の片隅には必ずと言って良い程、「注目されたい」「異性にモテたい」といった欲望が潜んでいる筈です。誰もが一度は考えたことがあるでしょう。不確かな都市伝説のように思い描く人たちも…。ハッキリと言います。レーティング16以上の男性はモテます!

日本で初めてダーツ機器に通信機能とIDカードを導入した、近年のダーツマシンでは、自分のIDカードを読み込ませてダーツの記録を残すことができたりプロフィールの編集や表示画像のカスタマイズができるようになりました。

ダーツという業界に足を踏み入れた皆さんなら、必ず一枚は所有していると思われるそのIDカードでは、主に対戦の記録やスタッツと言われる平均値を自動計算する機能があり、対戦による数値からレーティング(ダーツにおけるレベル数値)を割り出すことができます。

そのレーティングで16という数値は、まさにプロフェッショナルの領域と言えます。ソフトダーツでのプロ資格を持つ男性のほとんどが、このレーティング16またはそれ以上であり、様々な大会での功績を残し、ダーツメーカーとのスポンサー契約やダーツバーとプレイヤー契約を結んでいたりします。

ダーツに携わる誰もが憧れるその領域には、もう一つ男性には欠かせない特典が必ず待っています。それが「女性にモテる!」という事です。

無論、「ダーツをしている女性に」という条件付きですが、それでも確実に、ダーツが強くプロフェッショナルな数値までたどり着いた「レーティング16以上の男性」はモテるようになります。

女性にとって男性の理想像とは、尊敬できる存在である事。強がっているだけの背伸びでは無く、真の強さを手に入れた男性には、自信からくる余裕と優しさが伴います。
強く気高い男性に「抱かれたい」と思うのが、女の性。

ダーツ業界でその女の性を子宮の其処から刺激してくれるのが、圧倒的な強さと技術、自信に満ち溢れる心の余裕を持った男性プレイヤー達。レーティング16という数値を持つ人種です。

では、なぜレーティング16なのか?15以下とはどんな境界線があるのか?

それはダーツ業界の示す底辺にあります。現存するプロフェッショナル・アマチュアの様々な大会で催されるレベルMAX(レーティング等でのハンディキャップが一切ない)でのシングルストーナメントで、エントリーされている個人別のレーティングを見ると、最低でも16.0以上の面子が揃っています。中にはレーティング17を超えている人が半数近く存在するトーナメントも…。

つまり「その場所」で、選び抜かれ挑戦するために必要な最低ラインがレーティング16なんです。トーナメントによってはレーティング15以下の人たちがエントリーしていることもありますが、たいていの場合が予選落ちしてしまいます。

「その場所」で選び抜かれ生き残るために必要なのは、日々の努力の積み重ねで到達した、レーティング16という数値なんです。

ここまで読んでも未だ「レーティング16になったら本当にモテるようになるのかな?」と、半信半疑の方も多い筈。モテるために必要なのは、それまでの努力だけでは無く、それからの行動こそが最も重要です。

自信と余裕が出てくれば、知らず知らずのうちに女性の方から攻め寄ってきます。それを「据え膳喰わぬは…」と直ぐに手を出してしまっては後が続かず、喰い損をしてしまいます。より多くの女性にモテたい!同性からも尊敬される立場でいたい!と望むなら、拾い喰いは禁物です。

誰にでも分け隔てなく気遣いのできる姿勢、初対面や目上の人に対する敬意、素直に非を認めて反省できることは、自分に自信がある人にしかできない行動でしょう。余裕がなく常に焦りを感じている人は、自分に固執するあまり周囲への気配りに欠け、誰かを見下す事でしか自身の存在を主張できなくなり、言い訳と逃げ道から抜け出せなくなってしまいます。

後者の男性に対しては、いくらダーツの技術に長けていようとも、女性から「抱かれたい」と思われることは無いでしょう。よっぽどの深酒で理性を飛ばしてしまわない限りありえませんね、私だったら。

では女性のダーツプレイヤーもレーティングの数値が高いほど、男性にモテるのか?答えはNOです。

もちろん強くて有名な女性プレイヤーには多くのファンが付いていますが、「女性として」モテるか?というと、それは別の話です。

男性から見た女性の理想像は、愛嬌があり謙虚であること。ダーツという趣向の中でも、男性は女性にその愛嬌と謙虚さを求めてきます。

強すぎる女性は、男性の劣等感を刺激してしまい、「女性」としての存在意義を失ってしまいます。

女性はレーティング8が一番モテます!

ゲーム内容も殆ど把握していて、楽しく投げる事も、ガチンコで男性をも打ち負かすこともできるのが、女性のレーティング8です。

対戦したり共に大会に臨んだり、助け合うこともできて、男性の一歩後ろに控えた存在でいることができる女性こそが、男性ダーツプレイヤー達に一番モテるレーティング8の女性プレイヤーです。

強すぎず弱すぎず、時に甘えて甘やかして、何より健気な努力を続けていないと女性にとってレーティング8を保持することは難しいものです。

その内なる努力と儚い強さが、ダーツを生業の一つとする男性にとってはたまらない魅力を感じさせます。

このコラムを読んでいただいている皆さんにも、憧れていたり、目標とするダーツプレイヤーが一人はいる事と思います。

見てくれを真似るのも悪くはないですが、内面的な意思、姿勢や言動の一つ一つにも目を向けてみるべきでしょう。今までとは違った自分の目指すべき道が見えてくる筈。

ダーツに男女の情事は必ずと言って良い程の付き物です。数多くの中から厳選できるのは、モテる人種にだけ与えられた特権です。

男性はレーティング16を、女性はレーティング8を、目指してみては?