Jinta_column_Top-5

No.5 ハードダーツのワールドカップ招致決定

2013年11月

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恥ずかしい話前回のハワイより人生初のぎっくり腰になりましてずっと日本にいました。
なったことがある方は分かると思いますがぎっくり腰とは名前こそ笑えますが実際は全然笑えません。それをこの数か月に数回も再発させてしまいました。ですので海外に行った新しい情報もありませんし、フェイスブックも更新していません。その間にも世界のダーツ界では日本人選手が大活躍していましたね!
元気な時は気づきませんが体が動くっていうのは幸せだと思います。どうしても行かなければならない仕事はガチガチにコルセットをして行くのですが、それでまた悪化…。この繰り返しでした。
その間にもやれることはやろうと英語の勉強や新商品の企画を考えていましたが、さすがに病みました。普通の人より数倍メンタルは強いと思っていたのに体が動かないくらいで病むとはまだ修行が足りないのかと…。
ぎっくり腰中の大仕事の一つは、Lーstyleの看板プレイヤー小野恵太と舞子の結婚式での乾杯の挨拶でした。どちらも大好きな選手で結婚の知らせを聞いたときは、とっても嬉しかったのを覚えています。ですので何とかちゃんと乾杯しなければと思うのですが、全く体が言うことを聞かず、前日は人生初の針治療までしてみました。
当日は何とか会場までたどり着いたのですが挨拶をちゃんと出来たかはわかりません。
二人の結婚式に駆け付けた人の中には多くのトッププレイヤーがいました。いかに二人がみんなに慕われて、そして可愛がられているかが分かります。二人ともダーツがうまくて性格が良いですので今後の二人の動向に注目してみて下さい!

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結婚式の時期にはなりますが10月にはハードダーツのワールドカップとワールドマスターズが行われました。ここ数年イギリスまで見に行っていた、年に一度の楽しみでしたが今年は日本から応援することになったのです。内容に関してはこのNDLで紹介されていると思うので省略しますが、順位以上の濃い内容だったと聞いています。
これらの試合はWDFという世界をまとめているダーツ連盟が主催している歴史あるトーナメントです。これは皆さんもよく知っているPDCよりもはるか歴史が古い団体ですが、日本のパーフェクトプロとジャパンプロのようにWDFとPDCのどちらにもスーパープレイヤーがいるのです。
知名度ではPDCのフィル・テイラー等が有名ですがWDFの方でも恐ろしく強いプレイヤーも沢山いますし、優勝するのは至難の業であります。
ここ数年WDFにおいて少しずつ日本のダーツが認められてきたような気がします。
その証拠として今年よりBDO(イギリスのダーツ協会)が主催する32人しか出場できないワールドチャンピオンシップにアジア枠を作ってもらえる事になったのです。

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今年はLーstyleのプレミアム選手でもある清水浩明が出場をすることになり活躍が期待されます。
そしてもう一つの証拠として、今年のカナダでのワールドカップ開催前の10月2日、各国のチーム監督や代表が集まる中、投票により2017年のWDFワールドカップの日本招致が決定した事が上げられます。これは日本のダーツ史上初めての事で凄い事なのです。これにはぎっくり腰の私も飛び跳ねて喜び、悪化させることになりました。しかしながらただ喜んでばかりもいられません。オリンピックもそうですが、準備が重要なのです。
ダーツをする30か国以上の国の人々が国旗を背負って日本に来るわけで、どの国の人も一生懸命代表の座を勝ち取り各国の代表として楽しみにここに来ます。私たちもそうですがその国の文化とかダーツ環境、会場のつくり等を楽しみにしています。各国特徴が違っていてどこも考えられています。ここで日本国としてどこまで他国の選手たちにおもてなしの心を伝えて、勝っても負けても良かったなと思わせる大会にするかなのです。そしてこれにはダーツが好きな日本人ダーツプレイヤーの皆さんの応援が非常に重要となります。
もちろん2017年の日本代表選手を目指すのも面白いと思いますが、ボランティアで行うチョーカーも数十人規模で必要となります。
チョーカーとはゲーム中にボードの横で点数をつける審判の役目ですが日本ではボードの横でチョーカーをする習慣があまりありませんので、この事一つとっても人数を集めるのが大変だと思います。
しかしこのチョーカー制というルールは世界常識です。計算機やパソコンがあってもボードに手書きで計算しています。何でだろうと考えたのですがやっと理由がわかりました。それはずばり「かっこいい」からです。海外で見ているとダーツは決してうまいとは言えない人が、いざチョークを持ってボードに立つとメチャ計算が早くとてもかっこいい裁きをしているのを目にします。人それぞれ個性的な書き方があり見ていても面白いです。
もちろん計算が遅かったり間違えたりする人もいますがそれもそれで良いのです。
つまりハードダーツの面白さとはチョーカーも含めたゲームである事が分かりますね。
是非2017年の日本でのワールドカップには選手でもチョーカーでも観客でも良いので参加して日本のダーツの盛り上がりを世界に伝えましょう。

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そしてハードダーツには選手やチョーカーと別に、決勝の壇上などでもう一人の主役であるコーラーが登場します。こちらもボードの横に立ち合計点数をコールする役目で審判を兼ねます。この役目が重要で、会場の盛り上がりを大きく左右します。
11月3日に東京で行われたPDJにはコーラーとしてラスブレイが来日したのです。彼はPDCのメインコーラーで最高にかっこよく盛り上げますね。
そしてPDJではそうそうたるメンバーの中アニーがチャンピオンとなりPDCの出場権を勝ち取りました。昨年よりも一つ一つの試合がとてもハイレベルで間違いなくレベルアップしているのが感じられます。見ていてもドキドキする展開が多く目が離せませんでした。
ラスも「ワンハンドレッドなんちゃらー!」と去年よりはるかに多い回数を叫んでくれました。会場の盛り上がり方も慣れてきたのか自然に皆楽しんでいた気がします。これには選手もそうですがPDJの役員や関係者の方々の努力も伝わってきて感動しました。
アニーにはイギリスで、今回負けてしまった皆の分も大暴れしてきてさらに感動させてもらいたいです。
12月、PDCではアニー、WDFでは清水浩明とイギリスで戦うことになる日本人プレイヤーを注目して応援してあげてくださいませ。

それでは次回も腰の調子と相談しながら海外のダーツ事情を探りに行ってみたいと思いますのでお楽しみに!

L-style よろしくお願いいたします