No.53 この冬を上手く乗り切りたいですねぇ…

2020年11月

なんか今年は不思議な年でしたねって、もう年末を迎える時期に書いていますが「今年はどんな年だった?」と問われたら「フワフワしている年でした」と答えるでしょうね…。
突然「パンデミックです」と言われて、国から「自粛して下さい」と言われ、外出時はマスクがデフォルトで、密を避けろと。

まぁ、ダーツ専門誌なのでダーツに関連することから脱線したコラムを書いていませんでしたが、今年はほぼ「凍結した一年」って想像出来ました?今年が始まった時に。3月中頃まで、こんな年末を想像もしていませんでしたからね。正直、地に足がついていない感じで、一日毎に過ぎていく感じが今でも続いている感じです。
日本は元々「衛生面」に関しては意識の高い国だと思っているのですが、それでもまだ増えたり減ったりというか、もうマスコミはどっちに国民を誘導したいのよっ、て感じで(笑)。まぁ、単純に「不安と恐怖」というのはお金になりますからね。
視聴率も上がるだろうし、国も回復率は声高に言わずに、毎日の陽性者数の垂れ流しで三月から、気を付けろと言いながら経済は回せと。
みんな経験したことがないので、何が正解なんて誰も知らないのは仕方がないとして本当にどうなるんでしょうかねぇ…。
コラムのネタだって、今年は「ウイルス関連」くらいしか思いつかないし、まぁこの状態で、如何に普段から家で仕事しているからといって、仕事的には何が変わったということは実際現場や打ち合わせに行く時に、「現在のウイルス対策としてのマナー」が足されたことの違和感も段々とそれが「当たり前の日常」化していくもんですねぇ。人間の慣れというのは結構順応していくものなんですね。
早くなんらかの形で収束して「2019年以前」の日常に戻ってくれることが最大の望みなんですが、それも今現在では来年2月くらいまではこの自粛モードは継続しそうですよねぇ…。

しかし、なんとなく「最悪の場合」が想像出来るようになった以上、長期化した場合でも回していけるようなプランが必要だとはいえ、トーナメント等はオンライン化してとりあえずは凌げるとしても、ダーツに関連するメーカー等にとっては長期化すれば、それだけかなりな打撃を受けることは必至。それでなくても、今年大幅な経済的打撃を受けているのにこれは業界自体が縮小する可能性がありますよね。
前も言った通り「三密商売」なダーツですからねぇ。バー経営者にしてもまた22時以降の営業自粛で売り上げから考えれば「雀の涙」程度の助成金を受け取っても…という経営者の方も多いと思います。
色々な経営形態がありますし、それをそれぞれ満足出来る「全員を考えた末の補助」として考えたら大手は大変ですよねぇ。

海外に目を向ければ、日本よりも大変な状態な国も多いですから、まだ日本は国民性と言ったらいいのかな?前述した衛生面に関する意識と良い意味でも悪い意味でも「マナーとして定着化」していく部分が功を奏しているんだろうか。
ただねぇ…、経済回せとは言われても寒くなれば、地域や店の構造上でウイルス対策が講じることが出来ない場所もあるだろうし、そうなったら遠回しに行くなと言われているようで。地域差もありますよね、気温がかなり下がる地域では死活問題だろうし。
「今年はウイルス対策を大前提に行って下さい」と言われている一方、Go To関係で僕達にもメリットがあるわけですから、各々が何が正解なのかを模索しながら利用していくということになるんでしょうね。これが非常に難しいので僕なんかは「都心圏から来た」ってだけで不安感を煽る可能性があるならばということで、観光ならばその中でウイルス対策を徹底していれば観光業界の方々の経済活動の一端が担えるとしても、僕はイベントで行くことが多いので、今年1年間はイベントを行わない方が妥当なのかもしれないなということで、僕はお休みすることにしています。今年一年は「お休みの年」として割り切ろうかなと。
まぁでも、色々な形でイベントは再開していて、その画像とかをSNSで観る機会があったんですけど、しっかりウイルス対策はされているみたいで、まぁあ今まで通りは出来ないまでも、今の状況の中で最大限出来ることをして、活性化してくれれば良いなぁと思っております。観ているこちらも元気になりますからね。
子供みたいな言い訳になってしまいますが(笑)。「もう良い加減自粛疲れたなぁ、元の生活って楽しかったなぁ」と徐々に思ってきております。
仕事以外あまり外に出ない僕でさえも思うんですから、アクティブな人はもっと思っているのかもしれないですよねぇ。子供や学生さん達もかわいそうだし、スポーツで「目指していたもの」、例えば甲子園みたいな大会しかり競技会しかり、それに向けて頑張っていた人の気持ちを考えると胸が痛くなります。
なんでしょうね「当たり前の日常」と思っていた中で色々な文句はあったとしても、今の状況からしたら格段に自由な日々を過ごしていたんだなぁと改めて思います。
今回は愚痴みたいになってしまいましたが、綺麗事で「これからの新基準に合わせて云々」よりも、仕事としては打開策求められても限界がありますからねぇ、今の状態だと。
ちょっとだけ状況が変わってくれれば、又は「これから2〜3年はこの状態が続きますと言われれば気持ちの切り替えも出来るんですが、人間なので「もうちょっと待ったら、どうにかなるかもしれない」と日々期待してしまう自分がいますからね…。
今ほど「世界的に正常化してくれれば良いなぁ」と思ったことはないかも。悲観的に考えないで前を向いて行きたいですけどね、ちょっと凹んでいるかな今は。ネガティブなニュースや今の街の風景を観るとどうしても一旦落ち込む時期は来るんでしょうかねぇ…。
それでも笑える日があるということは、本当に周りの人に助けられて生きているんだなぁと実感しています。この冬を上手く乗り切りたいですねぇ…。