2022年3月
新型コロナウイルスで世の中が物凄く変わったと思っていたら、今度はロシアとウクライナで戦争ですか。
世紀末ではありませんが、社会が悪い方向に向かっているのを感じますね。
国際オリンピック委員会が2月28日に「国際スポーツ連盟およびスポーツイベント主催者が、ロシアおよびベラルーシのアスリートおよび役員の、国際大会への参加や招待を許可しないことを推奨します。」と声明を出しました。
政治とスポーツは別との観点から進行を開始したロシアを非難するものではなく、ウクライナの選手が参加できない状況でロシアの選手を参加させるのは不公平という理由も添えられています。
それに伴いましてWDFも「WDFはロシアまたはベラルーシのプレーヤーまたは役員が、WDFイベントまたはランク付けされたトーナメントに参加することを許可されないというIOCの勧告に従います。 」と各国の加盟組織に通知をしてきました。
これで当初は1月に開催予定で4月2日から10日の開催に延期されていた、2022年レイクサイドWDFワールド・チャンピオンシップにはロシア人選手が参加出来なくなりました。
当初ロシアからの参加予定は男女各2名で、過去3回優勝のアナスタシア・ドブロミスロワ選手も参加が出来ません。凄く残念な事ですが仕方ありませんね。ともかく一刻も早く戦争が終わり被害を受ける人が少ない事を望みます。
その2022年レイクサイドWDFワールド・チャンピオンシップですが、日本人では唯一鈴木未来選手が出場します。主催者がBDOからWDFに変わりましたし、2年間開催されませんでしたが前回と前々回のチャンピオンとしての出場です。
ロシア選手の抜けた分を他の選手を補充する事で試合時間に変更等があるかもしれませんが、これを書いている時点では4月4日6時40分から鈴木未来の試合が予定されています。
今回も優勝してくれる事を期待して日本から応援したいですね。
前回長野DOで12月後半からテスト的なリーグ戦のアプローチ・リーグを開催していると書きましたが、前回の号が出る時には新型コロナウイルスの感染者が全国的に増え、長野県でもまん延防止等重点措置が出されダーツバーが時短要請のため営業が出来なくなりリーグも中断となりました。
無料開催のリーグ戦で当初から集計もしていませんし、日程も全6チームで総当りを2回ちょっとで12節のリーグ戦ですから中断も考慮してあり、再開後には中断中の試合は中止として再開時点の試合から開催予定でした。
しかし当初3週間と発表されたまん延防止等重点措置が2週間延長となりました。その時点でリーグ戦を再開しても残り2節。4月初旬から2年間休止していた団体活動を再開し、長野ハードダーツ・リーグも2022年度より開始する予定でした。
長野DOの役員でリーグ戦と団体活動をどうするか話し合いました。「もう少し状況をみてから」といった慎重的な意見があった事も確かです。
でもアプローチ・リーグを開催するのに、店舗に意見確認、参加者の募集、日程決定とスタートまで1ヶ月を要し、長野県の感染者0人が続いている一番良い状況を無駄にしてしまった反省もあります。
それに加えワクチン先進国と言われていた、イスラエルやイギリスの動向を見ますとコロナウイルスは無くなりませんし、どのようにコロナと付き合っていくかを政府ではなく我々個人が考える必要があると思うんですよね。
元々何十年も前から「風邪薬を開発したらノーベル賞が受賞できる」なんて言われているのにこんな20ヶ月くらいで、新型コロナにも効果のある風邪薬やワクチンなんて出来るはずがありません。
そのワクチンに関しても「接種すれば大丈夫」「感染しにくくなる」「重症化しにくくなる」と段々とトーンダウンしてきましたよね。発熱したり大変な思いをした人もたくさんいるのにね。
日本でもそろそろ「ウィズ・コロナ」をマスコミが言う頃ではないかなと個人的には思っています。
そんな事もありリーグ戦の再開を押し切るかたちでする事にしました。
ただやっぱり4月初旬から長野ハードダーツ・リーグ戦をするのには参加者の不安感もあるでしょうし、少しでもスタートを先送りしようと3月14日から日程を再調整してアプローチ・リーグを参加できるチームだけで5戦開催し、団体活動は5月初旬からのスタートとしました。
4月中旬になっても状況改善やメンバーに不安感が多ければ延期はできますしね。ともかく開催する前提で段取りをしていかないと始まるものも始まりませんからね。
2月に開催した評議会で、2年間活動を休止してきたJDOも2022年度から活動を再開する事が決定しました。もちろん各県の団体によっては活動できない所もあるでしょうから全てが活動するのは2023年以降になりますが、活動をする前提で動いていこうと確認をしました。大会は4月24日の高知から再開予定です。
長野はも開催予定ですが、先ずは会場を探すところからしなくてはなりません。会場毎に市町村からの要請で条件も違いますし、参加者が大幅に減ることが予想され減収をするでしょうから少しでも安い会場を探す必要がありますしね。
それにもう一つのネックはスタッフの人数ですね。もともと50人くらいの団体で、お手伝いもお願いして例年10人ちょっとの設営と当日の運営スタッフでまわしていますが、2年間活動していない状況で会員をどれだけ確保できるのか。それに「県外から人が来るのはやっぱり怖い」と言われるとね。
関東や関西のように隣の都道府県と普通に往来している所ではありませんから、他の県の人に対する感覚も違うと思うんですよね。
私が毎月検診に行く病院でも「県外に行ったり県外の方と飲食してないですか?」と確認されますからね。もうこれだけになっていたら関係無いと私は思うのですが。
JSFDも今年度は活動しますよ。5月7日の関西ダーツ選手権と、同会場で翌日開催の主催大会ウエスト・ジャパン・カップもこの雑誌が出ている頃にはエントリーが始まっていると思います。7月開催のバド・メモリアルとジャパン・オープンの4大会で、今年のアジア・パシフィック・カップの代表を決定します。
また、JSFD主催3大会はWDFの公認の大会として冬に開催予定のワールド・マスターズの参加券が優勝者には与えられます。結果的にどうなるかは分かりませんが、少しずつでも計画して前に進まないとね。私もダーツの練習回数を増やして頑張らないと…。