No.63 怒らないで聞いてくれる?

2022年1月

1月初旬にこれを書いていますが、この号が出ている1月末の新型コロナの状況が全く見えないので、どんな方向で書いていいのか迷いますが全く違う状況だったらご容赦下さい。
長野DOでは12月末よりリーグ戦をスタートしました。アプローチ・リーグという名前のテスト・リーグです。11月初旬からリーグ戦を考えていて、中旬に長野DOの役員の承認を得て、11月末に告知をして12月初旬でエントリーを終えて、12月20日のスタートでした。
団体活動は2年間していませんし、インターリーグへの参加権も有りません。途中で中断の可能性もありますし、そもそも参加人数もよめません。
2020年3月の時点で会員50人、リーグ戦参加チーム数7の田舎の団体ですから、リーグ戦が出来るだけの人が集まるのか不安もありました。
2020年の10月にアンケートを取った時点では参加希望チームは1ですから、今回はなんとか3チームでリーグ戦が出来る雰囲気作りをしたく参加費等は全て無料としました。集まったのは6チームで予想以上のチーム数が参加してくれました。通常は4人でのチーム戦ですが、当日体調不良や開催店舗での体温チェックで不参加の人が出た場合も考慮して3人でも参加できる特別ルールも採用しました。
勿論マスクをしてのプレイを義務化しましたし、握手やハンドタッチも禁止にしています。
ただ、マスクをしながらのダーツは練習時もそうですから問題ありませんが、その上でお酒を飲むと熱くなるし喉が渇くんですよね。熱中症になるんじゃないかと心配になるくらいでしたが、久々のハイボールタワーは美味しかった!

私自身の話をしますと2020年の3月以降ダーツはしていませんでしたし、右手のイップスがひどくその前の1月からは左手でダーツをしている状況でした。
勇気を出して12月初旬から約2年ぶりに練習を再開しましたが、右手で投げられました!いやー、投げられると嬉しいですね。最初は全く狙えなかったんですけどね。週に2回程度の練習ですが、1ヶ月でなんとなく狙える感じにはなってきました。練習大事ですね。投げられる喜びや楽しさから、狙った所付近にダーツが行く楽しさになってきました。
勝つ嬉しさを沢山味わえるところまでまた上手くなるかな?一応知識では自分のイップスの要因はわかっていて、それでも昔はそれをしてしまう癖がついていたので、その癖の方向に身体の使い方をしないようにだけ時々チェックはしています。だから、今後は大丈夫だと思うのですが。ともかく、今の自分の生活スタイルで可能な範囲で楽しく頑張りたいですね。

つい先日友達の経営する居酒屋に一人で飲みに行ったんです。そうしたらタイミング良くその友達がラジオ出演から店に戻ってきたんですよ。
長野県内で5店舗経営していて、日本酒の事をラジオや新聞コラムで扱うような忙しい人なのでその店で会う事も少ないんですよね。
久々に彼と飲みましたが途中で「酒井さん、怒らないで聞いてくれる?ダーツってお酒との相性が凄くいい遊びなのに、なんでダーツバーって普通の酒飲みが入り難い雰囲気出しているの?酒飲んでダーツしたら凄く楽しいのに。」と言われたんですよね。
「その通りなんだよ」と返したら彼の方が驚いていましたが、店の営業スタイルもありますが一見さんが入り難い雰囲気は分かります。
常連さんで賑わっている店で一見さんの入る余地無いのは分かりますし、プレイヤーを育てる事が目的の店もあるでしょう。でも、そうでない店は一見さんが入りやすい店の方が商売的にもいいと思うんですけどね。

松本で一番人気の居酒屋を経営している彼からすると経営的にも勿体無いし、ダーツ的にも新規のユーザーを逃しているように見えるようです。
私がダーツを始めた20年近く前は1台しかソフトダーツがない店で、初めてダーツする人も含めて8人でダブルス4チームのヒドゥンクリケットを延々とやったりしていましたね。翌週にはその初めてだった人が再び来たりして、段々と常連客が増えていくなんて事があったんですけどね。
自分がダーツバーをやっていた頃も意識して初めての人も交えて遊ぶなんて事をしていましたが、ダーツの台数が多かったりするとそんな事もしませんし、そもそもが常連さんがそんな風に大勢で遊ぶなんてした事無いのかもしれませんね。
「ダーツは酒のツマミですから」なんて言っていた時もありましたが、上手くなくても人と遊べ、人と勝負するのが簡単に、そして酒を飲みながら出来るところがダーツの一番良いところだと思うんですよね。ただ、リーグ戦をすると一見さんの入り難い雰囲気は増しますから、言っている事とやっている私自身が違っている事も承知はしているんですけどね。

現状のスティールダーツ界の情報を。
12月初旬にオランダで開催を予定していましたWDFワールド・マスターズは、オランダの新型コロナによるイベント規制により中止。
1月初旬に開催予定で鈴木未来選手も参加予定の、WDFワールド・ダーツ・チャンピオンシップス(レイクサイド)はイギリスのイベントと入国の規制により4月に延期となりました。
JSFDの大会は現在4大会が決まっています。
5月7日に関西ダーツ選手権、翌日の8日にウエスト・ジャパン・カップを大阪の同会場で開催予定です。
7月23日にバド・メモリアルを、翌日の24日にジャパン・カップを東京の同会場で開催します。
JSFDの主催大会は優勝者には今年のWDFワールド・マスターズの参加権が与えられる予定です。
海外では複数日に渡って同一会場で大会を開催するのが多いのですが、日本ではソフト・ダーツではよく見かけますが、スティールでは珍しくJDAが開催しているくらいですかね。

新型コロナの感染状況や国や都府県の状況で大会は中止になる可能性はありますが、今から予定を入れもらうようお願いいたします。
JDOは2月末に評議会を開催し、そこで2022年度のJDOサーキットに関して開催の決定をする予定です。12月の時点では大丈夫だろうと思っていましたが、2月末の時点での状況や人々の雰囲気はどうなっているんでしょうね?
この号が出される前の1月23日には東京でATDOが大会を開催しました。
ましただよね?中止にならなければ良いのですが。