No.42 マヨンヌの表紙が可愛すぎる今回号

2020年7月

私自身、仕事に海外へ飛び立つ事も出来ないし、お店の再開時期も逃してしまったし、コロナのお陰で急に時間が出来てしまった今日この頃。
こんな時はゆっくりニューダーツライフのマヨンヌ特集でも見てのんびりと人生を考えるしかないですね!

そんな中、ダーツ発祥の地イギリスにてPDCのSUMMER SERIESが無観客で握手も無しの徹底した環境で行われました。
ここに出場するだけでも凄い事なのですがLーstyleの選手も好戦していました!しかしLーstyleとしては5日間での優勝者は出ませんでした。最終日に優勝したのはRED DRAGONのピーターライト選手、さらに総合優勝も手にしました。
そこで嬉しかったのはサポートをしているわけではありませんがピーターライト選手が途中から日本で製造したLーstyleのフライトを使用してくれたのです。
ピーターライト選手は2020年のお正月に決着したPDCワールドチャンピオンシップでも優勝して世界一になったのは知っている人も多いかと思います。
その時もこのフライトを使ってくれていて、今回も密かに期待はしていましたが実際メチャメチャ嬉しかったです。
今回の決勝戦で使用していたモデルは、座波常輝選手が考案したディンプルフライトの白です。羽の真ん中に赤のシャンパンリングが光っていて、これは私だけかもしれませんが日本の国旗のように見えました。
15年ほど前に開発したこのフライトは、東京の江東区で常連さんと一緒に色々考えて作ったものです。その後に多くの選手のアイディアを取り入れて進化したのですが、世界一のステージで優勝した選手に使ってもらえたと思うと感激と同時に不思議な気持ちになりました。
苦しい事が多かった最近ですがピーターライト選手のダーツを見て感動と勇気をもらいました。ダーツで人の心を動かし感動させるって凄いですねー。鈴木未来選手が世界一をとった時も涙が出ましたが今回もウルっと来ました。ダーツの仕事していて良かったと思う出来事でした。

出来事と言えば私自身も社員にばかり頼ってはいられないので色々と考えて沢山の新商品や企画を閃きまくりました。
その中でも最近流行りの重めのバレルに耐えるために開発されたプレミアムカーボンシャフトは傑作で、消耗品の域を超える事ができたと思っています。もともと折れづらかったカーボンシャフトに鉄芯を入れることによりさらに大幅に強化して、バレルよりも長持ちするのではないかというくらいの作品になりました。
まだ発表はしていませんが、その他にも店舗が休業している分の経費を出すためにいっぱい考えて、最高に面白い作品を考えて完成させましたので発表をお楽しみに!
他の出来事の中に、会社の仲間から出た企画に驚かされました。その一つでナチュラルナイン横浜で活躍してくれている寺本亜佑美さんから出された企画書がこちらです。
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【prinses series企画のご提案】
まだまだダーツをする女性が少ない中、Lーstyleとしてダーツを広めようと様々な挑戦をするダーツ女子をサポートしたいと思い企画を考えました。
私のLーstyleを使っている仲間で、プロに限らずSNSやイベントを通してダーツを広める活動を一生懸命している女性プレイヤーが何名かいます。
現在は新型コロナウイルスの影響もあり、イベント等が激減して活躍の場がなくなってしまったのが悔しかったので、頑張ってこの企画を考えました。
デザイン、交渉、手配は全て自分達でやりますので是非検討、採用して下さい。

Princess Seriesとは、
企画もデザインも全てが女性主導で構成されたダーツブランド

【コンセプト】
誰もが物語の主人公
己の信じる道を突き進む意志
弱さや間違いを認める強さ
楽しさ、悲しみ、幸せを分かち合う優しさ
プリンセスの名に恥じぬ頑張る女性を応援するブランド

【企画】
SNSなどを使用して、チームの人達がどんな人なのか、どんな一面があるのか、もっと彼女たちを知ってもらいたい。
アピールのチャンスを増やして楽しくダーツを広げる活動をする。
心から商品をオススメ出来るよう、気に入ったデザインのフライトを作成して全国で販売する。

メンバーの条件はLーstyleを愛用してくれている子だけでチームをつくる。決して他社がサポートしている選手を引き抜いたりはしません。
チームみんなが主人公なので誰が偉いとかは無くみんなが平等にします。
コロナが落ち着いて成功したら、みんなで食事会をしたり旅行に行ったりします。

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以上が寺本さんが提案して来た内容です。こんな企画書をしっかり作り込んできた事にも驚きました。どこまでやるのか楽しみでしたが期待し過ぎると良くないので、のんびり見ているつもりでした。
それから数週間という短い時間で驚く光景をみました!
最高に可愛いパッケージデザインからフライトデザインまで、企画の全てを本当に自分達でやっているのです。
しかもゴージャスで楽しいメンバーが集まっていて、このチームにはLINEグループがあるらしいのですが男子禁制で私も入れません。こんな事なら最初から企画を手伝って仲間に入れてもらいたかったです。今更入れてもらえるわけもなく私は蚊帳の外になってしまったのです。食事会くらい入れてもらいたいですが、多分却下されるでしょう。
でもデザインも企画も自分たちで進めて、それで楽しく出来ればこれ以上は無いので、本当に凄いなーと感心しました。
もはや悔しいですが僕も発売されたらこっそり買おうと思っています。

こんな感じでコロナのお陰で不自由な事が多いですが、逆に何とかしようと新発明が生まれたり、社員も一致団結して色々なアイディアを出してくれたりと、とても充実した時間を過ごさせてもらっています。
悩んでいる方は今しかできない事やこれから挑戦する事を見つけてやってみてはどうでしょうか?
どんな状況でも「楽しい」や「希望」はきっと見つかるはずです!
次号までには世界がどのようになっているか分かりませんが、皆様が無事に健康でいられるように心からお祈りしております。