No.52 ランページは4連覇で5回目の優勝

2019年11月

10月20日に長野県の伊那市で第3回長野ダーツオープン、その前日にJDOインターリーグを開催しました。
今回はこの2つにふれてみたいと思います。

JDOインターリーグは各県のリーグ戦を勝ち抜いた代表チームが15チーム集まり日本一を争うスティールダーツのチーム戦最高峰です。同日開催のパーフェクトに参加せず、こちらに参加している選手も見受けられました。
普段の大会と違って参加選手も少しピリピリしているんですよね。話しかけにくいといいますか、冗談も言い難い雰囲気。
この大会で優勝する事を目標に頑張ってきたチームも多いですからね。

今回の大会ではJDOのイベントとしては初めてタブレットを使ってのチョーカー制を採用。各団体の代表である評議委員を中心にチョーカーをして、長野DOのスタッフと各団体から来てくれたスタッフでスコアラーをして運営をしました。
私もチョーカーを4試合したのですが、大会でのチョーカーは何度も経験しているので問題ないと思っていたのですが、選手の意気込みと緊張が伝わるのか、普段よりもかなり緊張してのチョーカーでした。
それにしても、やっぱり各県の代表ですから皆上手ですね。予選からかなり見応えのある試合が展開されました。

今大会の最大のテーマは、大阪代表RAMPAGE(ランページ)の4連覇を阻むチームはあるのか?
そんな中、予選の1試合目でランページが埼玉代表のTOP BULL(トップ・ブル)に負けるんです。
優勝候補が予選で消えたら面白いなと思っていたんですが、しかしここから持ち直し予選通過をします。
我が長野代表は3敗で予選敗退。チャレンジカップ優勝の勢いでいけるかと期待したんですが、そう続けて良い結果は出ませんよね。いい雰囲気が作れなかったかなと感じました。残念。

決勝トーナメントは予選を勝ち抜いた8チームでのトーナメントです。チョーカーや翌日の大会の準備をしながら試合を見たりしていましたが、やっぱりランページ強いですね。
順調に勝ち抜いていきます。そして決勝戦にたどり着いたのはランページと予選で唯一黒星をつけたトップ・ブル。接戦を期待したのですが4ー1であっさりとランページが勝利。
ランページは4連覇で5回目の優勝です。素晴らしかった、おめでとうございます。

今回タブレットを利用してのチョーカー制を採用しましたが、ローカル・ルールになるとは思いますが、タブレットを使った場合のルールは決める必要があるなと感じました。
まあ日本で一般的に採用されているスコアラー制も日本独自のローカル・ルールですしね。
タブレットがトラブルでダウンしてスコアが復旧できなかった場合を考え、今回はスコアラーも用意していましたが、通常の大会では2人も用意できませんから、現実的にはこの方法では大会ができません。
タブレットのトラブルによりスコアが分からなくなった場合はどうするかをルールで決めて、ゲームシートにはレッグの勝敗と選手とチョーカーのサインだけにすれば現状と同じく1名のチョーカーで試合ができますね。

それとチョーカー制の場合のスコアに関して。これも現状はチョーカーがコールをしているケースが多いですが、選手がスコアをコールして、チョーカーが確認とスコア入力をした方が良いんじゃないかと感じました。
個人的にはスコアラーよりもチョーカーの方が刺さっている所が見られるので、スコア計算も残り計算もしやすくて楽に感じるのですが、大会等に出る事に抵抗がある人はスコアラーが最大のネックなんです。その上他人が投げたダーツを計算するとなると更なる障害となります。
得点の計算は選手がしてコールをし、チョーカーはその確認と得点の入力だけにしたらタブレットを使用している最大のメリットである「計算をしなくていい」って部分をチョーカーが恩恵として受けられると思うんですよね。
これならお店にPCやタブレットを置いてN01で練習やゲームをしている所との違いも少ないから、大会を敬遠している人への障害も低くくなるんじゃないでしょうか。
日本の大会では多くの人がタンブラーを持参していますが、それと同じようにローカル・ルールでいいから新たなルール作りが必要だと思います。

翌日は第3回長野ダーツオープントーナメントです。約190名もの方にご参加いただきました。本当にありがとうございます。
今回はコントロールでのミスが続き数名の方にご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫びしたいと思います。大変申し訳ございません。
大会の少し前に台風19号で長野に大きな被害が出たので、会場には募金箱を設置させていただきました。
多くの方から募金をいただき、長野県の災害支援対策部に義援金として振込と、被災者やボランティアの方に無料で食事を提供している飲食店の仲間に義援金として届けさせていただきました。本当にありがとうございます。
今回も長野らしくブースは色々と用意させていただきました。おなじみとなりました野菜や果物の直販市場、整体ブースに加えてハンドセラピーも来ていただけました。

昨年に続き私の友達の蕎麦屋さんにも来てもらい、その場で打った蕎麦をお土産として販売してもらったのですが、スタッフとして連れてきたチリ人の方がてんかん発作で倒れたのは驚きました。
その後友達からは搬送された病院に迎えに行って、無事に帰ったと報告ももらいましたのでご安心ください。
お弁当も温かい物を食べていただこうと、昨年からキッチンカーに来てもらってその場で作ってもらっていたのですが、昨年は170名の参加に対しフード・ブースが1つしか無く、大行列となり参加者の方々に迷惑をかけたので、今年は2店舗に来ていただきました。
幸い近所にあるピザのチェーン店からイベント出店したいと要望があり、会場外で焼きそばと鉄板焼きのテント販売とピザ屋さんには店で作って会場内まで配達してもらいました。
フードブースではお弁当チケットでの交換の他におつまみ等はドリンクチケットでの販売もしてもらいましたが、ピザをホールで買われる人もいて喜んでいただけたようで良かったです。
それからダーツショップのブースは今年からJDOのスポンサーとなりましたキューソウルさんに2日間出店していただきました。本当にありがとうございます。

そうそう、話題は変わりますがこの2ヶ月の女性プレイヤーの活躍は凄かったですね。
WDFワールドカップのシングルスで鈴木未来が優勝。ダブルスでも鈴木未来・大内麻由美が優勝。女子の総合ではイングランドに次いで2位。素晴らしい活躍でした。
BDOワールド・マスターズでは佐藤かす美が3位、大内麻由美が5位とあと一歩まで迫りました。 更にPDCとBDOのトップ選手がPDCの選抜により32名で開催されるPDCグランドスラムに、鈴木未来が日本人としては初めての参加。
惜しくも予選突破はなりませんでしたがPDCのトッププレイヤー相手に素晴らしいダーツを見せ、会場を大いに沸かせました。
最近早寝早起きを心がけているので動画を後で見る事が多かったのですが、大いに興奮させてもらいました。
次は年末年始のPDCとBDOのワールド・チャンピオンシップで興奮させてもらいたいですね。