No.57 この状況では白紙とまで言わなくても修正は余儀なくされますね

2021年1月

2021年になりましたが世間では新型コロナウィルスが猛威を奮っていますね。昨年脳梗塞で入院した私ですから、無事に新年を迎えられた事だけでも感謝しています。

そうそう、今年の年越しは大変でした。3月以降に家族以外の人と食事をしたのが4回しか無いんですが、大晦日は仲間4人といつものバーで恒例の年越しカウントダウンをする予定でした。こんな状況ですからもマスターも店をやるかどうかも含めて迷っていたんですが、どうせ4人しか来ないだろうって事でお願いしました。
マスターは4人しか来なさそうだから迷っていたのか?大晦日は家で父と年越し蕎麦を食べて家を出ようとしたら仲間から「店が開いていないんだよね」と電話が。
「ひょっとしたらスーパーに買出しに行ったのかな?」なんて話して店に向かう事にしましたが、少し嫌な予感がしました。
1時間後の23時過ぎに店に着くんですが、仲間は全員揃っているのに店はやっぱりやっていません。心配なのでマスターの家に向かう事に。2階の電気は点いているのにその日の新聞が郵便受けに。

これって倒れているパターンですよね。全員で家の窓を調べると鍵が壊れていて開くところがありました。慌てて他人の家の中に無断で入ると75歳のマスターが風呂場で倒れていました。幸い我々4人のうち医療関係者が2名居たので、動かさずに冷静に救急車を呼びました。
救急車を待ちながら家族の連絡先、保険証、家と店の鍵を探します。もうね、初めて入ったところを家探しです。鍵と保険証は見つかりましたが、電話帳を見ても同じ名字が無いので家族の連絡先がわかりません。蕎麦屋の女将さんが年越し蕎麦を送った家から妹さん家族の連絡先を見つけてくれて連絡。我々も搬送された病院に向かい状況を説明。気づくと1時近い時間でどこで年を越したのかもわからない状況でした。
シャンパンで新年のお祝いをする予定だったんですけどね。一命は取り留めたようですが、まだ筆談も微妙な状況で今後のリハビリ次第なようですが、我々友人では会えませんし、県外の家族も病院は入れてくれないので大変な状況ではありますね。
そのバーの常連さんに医療関係者が多いので、リハビリに定評のある病院に移そうかって意見と、今の病院は顔も利くし設備もしっかりしているから私の顔でお願いをすると言い出す人が居て、ありがたいんだけど揉めております。そうそう、リハビリに定評のある病院は清水浩明も居る病院です。こんな状況だから1年以上彼の顔も見に行けてないや。早く落ち着いて欲しいですね。

ダーツ界に話を戻しましょう。昨年終盤くらいから今年の大会再開に向けて各団体それぞれ青写真を描いていたと思います。しかしこの状況では白紙とまで言わなくても修正は余儀なくされますね。パーフェクトは例年年末に日程発表をして2月に開幕でしたが、日程発表も出来ずに2月の開幕戦の延期が発表されました。
10月くらいの雰囲気では2月からやりたかったのでしょうね。でもこれだけ増えてしまうと先行き不透明も仕方ありません。途中男子と女子それぞれオンライントーナメントをしましたが、会場を全て選手が自分で交渉する状況にしてしまった事で批判を受けたりもありました。
お店自体が予選店舗の登録して予選なり選抜するなり、その日以外にも集客できる何かがあればよかったのかもしれません。何分初めての事ですし今後のプラスに出来ればね。

ジャパンは例年4月の開幕ですが、その時開幕できるかも正直なところ今後の状況を見てでしょうから、難しい判断が必要ですね。
こちらもオンライントーナメントを1度開催する事になっていて、店でネット対戦をして予選で人を絞るみたいで、それぞれのやり方があって面白いですね。
スティール・ダーツ界はといいますと、JDOは2020年は全て活動停止をしましたが12月初旬に評議会がオンラインで開催され、2021年は4月から大会を開催できる団体は対策をおこなって開催しょうと決まりました。もちろん団体の状況やコロナ如何によってはやれない事も仕方無しとしての判断です。
あの時点では前向きな考え方でしたが、この状況だと「本当に出来るの?」と思ってしまう部分は多々。でも、やる前提で準備や対策を考えていかないと、出来るものもできなくなってしまいますからね。

JSFDは8月から新年度となりましたが、前年度のランキングで派遣される予定だったアジア・パシフィック・カップが中止となった為、前年度のポイントを持ち越したままの年度となりました。
しかし2020年は3月以降全ての大会が中止となりました。10月くらいの時点では千葉が2月頃に大会の開催を検討していましたが、現時点で何のアナウンスも無いので中止か延期で間違いないでしょうね。
長野はといいますと例年3月に長野ダーツ選手権を開催していますが、リーグ戦も開催できず会員から年会費も集めていない状況です。団体として1年休止状態ですので3月の大会は出来ませんので中止です。秋の長野ダーツ・オープンに関してもリーグ戦の再開が先でしょうね。
6月か7月くらいにリーグ戦が出来る状況になっていれば10月の大会への準備も間に合いますが、その辺がギリギリの線でしょう。

昨年3月以降、長野DOの役員・会員誰とも私は会っていないんですよね。一応年が明けたら役員会をしようかなんてラインでは話しましたが、現状だとその役員会もオンラインになりそうです。オンライン・トーナメントがスティール・ダーツの世界では少しずつですが広がりつつありますね。
この雑誌の読者の方だと多くの方が目にされた可能性の高いFIDOの大会。それから前号に登場した大野さんの作られたn01を使ってのオンライン・トーナメントも少しずつですが、参加者も増えてきています。
年末の大会ではPDCから帰ってきたばかりの鈴木徹も参加したようで、盛り上がりをみせています。ユーチューブに参加の方法を解説した動画もありますので、是非検索して参加してみて下さい。本当にJSFDの日本代表の人達が普通に参加しているんですよ。そのうえ参加資格はありませんし。

JSFDの広報担当なので、WDFへ日本代表を派遣する可能性のある大会日程をお伝えします。9月28日から10月2日までデンマークでワールド・カップ。12月2日から5日までオランダでワールド・マスターズが予定されています。
BDOで昨年まで開催されていたワールド・チャンピオンシップは、予定ではWDFが引き継いで開催すると聞いていますが現在は情報はありません。
ただ、1月2月のルーマニア・オープンやスコットランド・オープンが中止されていますので、ヨーロッパの状況によっては中止の可能性もありますし、国の対策によっては日本からの派遣中止の場合もある事だけはご承知下さい。
昨年は中止となりましたジャパン・オープンですが6月27日に大田区産業プラザで開催予定となっています。
3月以降ダーツを投げていない私ですが、そろそろ復帰をしようと考えている今日このごろです。