2021年7月
7月発売号ですね。昨年は脳梗塞で入院していてこのコラムをお休みしていたんですよね。
コロナ禍という事もありますしもう直ぐ1年と感じると健康について改めて考えていたんですが、5月からこの号が出るまでに2名の友人を亡くしました。
こんな時ですから葬儀に行く事も出来ませんでした。以前は葬儀は亡くなった人の為にするものだと思っていましたが、当然そうなんですがそれ以上に残された者が心の整理をする為に必要なんだなと感じています。
1人目は愛知県の村瀬秀昌さんが5月3日に68歳でお亡くなりになりました。
PDCのページを公認で日本語訳されていた方で、PDJにも協力し愛知DOの会計とHPの担当をしていたと思います。日本のダーツ界の発展を常に願っていた人でしたね。
私が初めて会ったのは5年位前かな?東京巣鴨のドリズで会ったのが最初でした。夜PDCのイベントがある日の昼間だったように記憶しています。それ以来私が愛知県に行くと、必ず会いに来てくれていたんですよね。
長野県が好きだったようで夏には旅行に、冬にはリンゴを買いに毎年来ていて昨年の冬は入院するから行かれないと連絡をもらっていました。
それが4月の末くらいからSNSへの書き込みがなくなり、村瀬さん大丈夫なのかなと思い5月6日に愛知DO理事長の東島さんに「最近村瀬さん音沙汰無いけれど元気ですか?」と連絡をしました。東島さんも少し前から気になっていたらしく、お宅まで様子を見に行ってくださる事に。2日後くらいに奥様も不在なので、また近いうちに行きますと連絡がありました。
そして5月24日に東島さんから電話があり鳴った時点で内容は分かりました。
村瀬さんは奥様と2人暮しで奥様は相当落胆されたらしく、何処にも連絡を出来ずにいたようです。東島さんの顔を見た事で友人に連絡をしなくてはと思ったようで、5月31日に案内の手紙が届く事となりました。
もっと教えて欲しい事が沢山あったのですが。写真は一昨年の長野と愛知の交流戦の時にプレジャーで撮影したものです。
もう1人は湘南ダーツ連盟の中村洋明さんが7月3日に51歳で亡くなりました。
年齢も私の1歳上ですから言葉もないです。湘南の大会には15年くらい前から毎年参加させてもらっていましたが、大会の前夜から大会後も私の相手をしてくれたのが中村さんでした。いや、ひんさんと書いた方がしっくりくるな。
長野の大会にも毎年来てくれていて、湘南のムードメーカーで兄貴分といった感じの人でしたね。
彼がホームにしていたストーンで一緒に飲むのが本当に楽しく好きでした。
私が試合に負けて会場を出る時に「じゃあストーンで」と言うと、大会の後は撤収とかで疲れているでしょうに撤収をしてから来てくれたんですよね。
いや、私が行かなくてもストーンで飲むのが日課だったのかな。
湘南にはもう2年近く行けていませんが、今のコロナの状況が変わって大会に行けるようになったらやっぱり湘南は行きたい場所でした。
本当にさみしいです。写真は渋谷でホームにしていたハズ&ワイフでの7年くらい前のもの。私と一緒の写真は見つからず、友人にもらった物になります。
この2ヶ月は健康とはという事を考えるようになりましたし、若い頃は生きている事が当たり前だったのに歳を取ると生きる為の努力が必要だって事を痛感しております。本当にご冥福をお祈りいたします。
話は変わって7月4日に大阪DO主催の大会が開催されました。
今年度もJDOはサーキットをしないと決定していますので独自の大会となりますが、会場を借りてのスティールダーツの大きな大会は1年半ぶりの開催ではないでしょうか。
新型コロナウイルスが日本に入ってきて1年半で感染者が約80万人で死亡者数が約1万5千人です。
よく引き合いに出されるインフルエンザが例年ひと冬での感染者が1000万人強で死亡者数が約1万人です。新型コロナも1年に単純計算すると感染者が60万人弱で死亡者数が約1万人となります。
死亡率は高いなあと思いますが、インフルエンザはピーク時には1週間で100万人感染しますから、新型コロナは非常に怖いですが、流行っているとは言い難いのかなとは思ったりもします。それに田舎に居るからかもしれませんが、直接の知り合いで感染した話は聞かないんですよね。
だから新型コロナを見た事がない。いや、目に見える物ではない事は承知していますよ。ただ、ここまで経済活動に打撃を与えるほどの対応をする必要があったのかは、今になると個人的に懐疑的にもなっているのは確かです。
風邪やインフルエンザと同じで、手洗いとうがいの徹底、山梨でやっているような向かいの席への防護シート、そして体調不良者が気軽に仕事を休める社会的雰囲気と医療体制、あとは他人への思いやり。これで十分だったのではと思ったりもしています。
政治批判の雑誌ではありませんので止めますが、そんな考えなので参加したかったのですが行きませんでした。
理由は3つ。父親には行こうかと迷っていると話したのですが「わかった」とは言ったものの、大変不安そうな顔をしていた事。長野DOの役員をしているわけですが、長野ではリーグ戦を再開出来ていません。そんな中ダーツの大会で県外に行くのはどうなのか考えたりもします。
そしてこのコロナ過で会社の売上げが3割以上落ちていて、人件費含め削れるところは削ってやっているのにそれどころでないのも確か。
まあそんな諸々で行きたかったですが断念。大会はメンズ68名、レディース12名の合計80名で開催されました。個人的には100人くらいかなと予想していたのでそれよりは少なかったですが、PDCへの権利のかかったFIDOのオンライントーナメントも同日だったから若干少なくなったのかもしれません。
2年前にPDJのトーナメントもした堺市の会場で、例年は300名以上の人を集めて開催していますから100名弱ですと本当にゆったりですよね。大阪DOの方に写真を用意してもらいましたが、見ての通りしっかりと感染症対策やっていますね。これくらい感染症対策をすれば危険は少ないと思うし、大会をやっても大丈夫ではないかと思うんですよね。
コロナが無くなる事はないでしょうし、ワクチン接種したからといって感染しないわけではありませんし、急に以前のような生活には戻らないといいますか戻れないでしょう。
それでもずっと家に籠っているわけにもいきませんし、新しいライフスタイルを模索しなければならない状況ですが、ダーツ界も今に適した新しい大会の方法、新しいリーグ戦のやり方を模索していく必要がありますね。
そういった事を踏まえると大阪大会は大きな第一歩ではないかと思います。参加した友人達の「楽しかった」の一言を聞くと、前に進まなくてはと思いますね。
そうそう、昨夜ホームにしているダーツバーに1年半ぶりに行きました。
ライヴで行ったのでダーツは投げていませんが、私も外で投げるのもそろそろしていかないとね。