2017年9月
帰国してまだ１週間と少しですが、また新たにコラムを書いています。
今後もコラムを執筆してもらいたいとのことでしたので、引き受けましたがいったい何を書けばいいのやら。帰ってきてからは、いろいろな方に会いに行き今後のアドバイスを頂いたり、試合に出場したりと愛知と地方を行ったり来たりしています。
そんな中でふと感じたイギリスと日本との違いについて今日は書いてみましょう。空港についてまず感じたのはやはり日本は暑いということです（笑）。イギリスではこの時期だと20度ぐらいなもので、雨でも降ると一気に気温は下がります。
Youtubeでも紹介しましたが（Bigbaby Channel）いつでも長袖は持ち歩いていましたし、半袖で外を過ごすこともそんなにありませんでした。そして湿度もイギリスとは違い日本は高く、ジトッと汗を掻く感覚が日本に帰ってきたなと思わせてくれます。よく皆さんに「何食べた？」と聞かれるのですが、帰国後はじめて食べたご飯はコンビニの唐揚げ弁当です。本当に美味しくて感動しました。日本に住んでいるとなかなかわからないですが、日本のコンビニというのは本当に便利で安くて美味しい。
イギリスであのクオリティを食べようと思ったら、1000円以上は確実に取られてしまうでしょう。
そして空港から自宅まで久しぶりに運転をしましたが、そんな時にも舗装されて走りやすいなと感じたり、みんな安全運転だなと感じたりと随所に日本の良さを感じることができました。日本という国は本当に便利で不自由がない国なのです。
ただそこで僕が感じたことは、この生きることに何不自由ないということで自分に対して甘えが出てきてしまわないかということです。イギリスでは1日1日がわからないことだらけで、余裕なくがむしゃらに過ごしてきました。
そんな中で生活していると、ダーツや英語にも必死で上達するぞという気持ちのもと行動することができます。そうすることで向こうの人たちに認めてもらおうと必死だったのです。その感覚を忘れずに日本で生活できるのかどうかがこれからの自分を左右することだと思うので、イギリス滞在中以上に律して過ごさなければいけないなと感じました。帰国してまだ幾日ですが、すでに何軒かのダーツのお店には顔を出しましたし以前働いていたダーツハイブでも練習をしました。
プレイしていてやはりそこら中から聴こえてくる言葉が自然と耳に入ってきて不思議な感じでしたがこれにもまた慣れていかなければいけませんね。向こうではコミュニケーションは取れるようになったと言ってもまだまだ小言が理解できるほどの英語力はありませんので、ガヤガヤしていても集中することはできました。そういった環境ももしかすると数字が上がっていた要因の一つかもしれません。また投げ方はどうだとか、矢角はどうだとかの話を聞かれたりしたときも日本を感じさせられて懐かしい感覚になると同時に答えられない自分がいたりして、向こうに行ってそういったことを考えることも忘れていたのだなと感じました。
環境というのは素晴らしいもので、すぐに人を変えてしまいます。だからこそ、自分が過ごす環境についても常に気にしていかなければいけないのではないでしょうか。マイナスだと感じているならばそれは想像以上に自分自身に影響を与えてしまっているのかもしれません。逆にここにいれば自分は成長できるなと感じることができれば、その先はきっと明るいものになるはずです。前にも書きましたが、自分を変えるには自分で行動していかなければいけません。付き合う人を変えたり、過ごす場所を変えたり、新しい趣味を始めたりと小さな変化はきっと大きな変化をもたらします。
僕はそう信じていろいろな変化をイギリスでしてきましたし、それがこの先いいものにつながっていくと確信しています。
ただすぐにイギリスに帰りたいかと言われたらそうではありません。今この記事を書いている時にはまだ今後の活動や仕事は決まっていません。いわゆるニートですね。ただこの状況はこの先の人生をどうしていくかをよく考えなさいという時間のような気がするのです。だからこそ、ここから逃げてはいけないという気がします。
今イギリスに帰ったとしてもその状況から逃げ出しているだけです。たしかにイギリスにいけばダーツの試合に出場したり、リーグに参加したりとそのことに関して日本の皆さんから応援していただけるかもしれません。
ただそれは本当の意味で自分の財産になっていくかを考えた時にそうはならないと思うのです。
また1年前を思えば本当にイギリスに行きたくてワクワクしていましたし、楽しみで仕方ありませんでした。
そしていま心から戻りたいという気持ちは湧いてきません。いつかまたあの舞台でとは思いますが、いまはまだその時期ではないですし、日本でもう一度頑張る時期なのだと思います。
僕は人生75年計画ですからその第一ステージがイギリスからの帰国で終わったのでしょう。そしてこれから始まる第二ステージをどのように生きていくかを考える時期が今なのです。ワーキングホリデイも今年は申請しません。
ただこれから海外に行くんだという方たちの相談にはいつでも乗りますし、できるかぎり会いに行きます。この経験を伝えることもまた、僕の今後していきたい活動の一つです。たかだか1年弱の滞在でしたが本当に濃い時間を過ごせたと思います。そんな僕の話でよければいつでもしますので、興味のある方やこれから海外を考えている方はぜひ連絡してきてくださいね。
先日大会会場やお店などで知らない方から声をかけてもらえたことがありました。本誌やコラム、Youtubeなどいろいろ発信しているのでここに成績といったものが加わるように日本でも頑張っていかなければいけませんね。
さて先日、帰国後初めてのJDOに参加してきました。場所は広島。毎年出場していた大会で広島のプレイヤーのみなさんにも仲良くしてもらっている大好きな場所です。
皆さんの試合前の過ごし方はどんな感じなのでしょうか。僕は普段はホテルにこもりっきりなのですが、最近は疲れない程度に色々なお店を見てみようと動くようにしています。
その場所でしか見つけることのできない発見や、会うことができない人。そういったものを大切にしていきたいからです。
もちろん試合は本気で勝ちたいと思って戦うし、負ければ悔しいです。ただ自分の準備不足に悔しがらないようにきちんと練習はしなければいけないですけどね。
結果は4回戦ほどで負けてしまいましたが、久びさのBestOf3の早さに懐かしさを覚えながら楽しんでいました。大会会場に行けば色々な人がいていろいろな様子でみなダーツというものを楽しんでいたので、そういう様子を見ると嬉しいですね。
スティールダーツには長くそして懐的にも比較的続けやすい面もあるので、会場にいるオーバー20年プレイヤーのおじさんたちみたく僕も過ごしていこうと思った大会でした。
さて次回は何を書こうか考えながら、今回は終わりたいと思います。次の記事までには何かやることを決めていますように（笑）。
それでは、また。
